女優の安達祐実が10月4日、自身のインスタグラムを更新。所属事務所のサンミュージックを退所し、独立することを発表した。
安達は自身の幼少期と思われる写真とともにコメント欄で「2021年11月末日をもちまして、30年間お世話になったサンミュージックプロダクションを退所することにいたしました」と投稿。所属事務所に感謝を述べつつ「退所後は独立という道を選ばせていただき、今後も俳優として、真摯に一生懸命お仕事をさせていただく所存ですので、これからも応援をいただけますと幸いです」と決意表明した。
ネットでは《サンミュージックもしっかり育てたし、安達さんもしっかり貢献したし、素晴らしい関係です。これからも双方の発展を期待します》といった声もあったが、一方で《事務所退所って、結局は不満があって辞めるってことなんだよね?》《事務所から独立する人多いね。メリットがあるのかな》など疑問の声も。
「サンミュージックは現在、有名、無名を問わず200人以上ものタレントを抱える大手事務所です。かつては桜田淳子や松田聖子、早見優、酒井法子といったトップアイドルを擁していましたが、90年代以降はお笑い部門に進出。現在は芸人が大きな比重を占めており、俳優、女優で知名度が高いのは安達祐実や塚本高史ぐらいでした。事務所がバラエティ路線に傾いていく中で、安達は俳優の仕事を待つよりは、培ってきた知名度と人脈を生かして自分がやってみたい仕事をしがらみなく選びたいと考えたのではないでしょうか。
安達は退所後も業務提携という形でサンミュージックに籍を置くようです。業務提携とは、安達に合う仕事がサンミュージックに来た場合に振ることができるということ。あるいはマネジメント業務だけしてもらうといったことも可能になります。双方、適度な距離感と良好な関係性を保ったままWin-Winの関係を築けるということです」(芸能記者)
サンミュージックは、8月20日にタレントのベッキーが元マネージャーが設立した会社に円満移籍したばかり。今回の安達の独立で看板タレントを立て続けに失うことになる。大手といえども変革を迫られているのかもしれない。
(柏原廉)