お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が10月22日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演し、ヤンキー漫画が流行することで生じるという“弊害”を嘆いた。
田中は、この日のトークテーマである「売れっ子芸人のグチ」に沿って、「ヤンキー漫画が凄い嫌いなんですよ」と切り出し、その理由として「ヤンキー漫画が流行るとヤンキーが増えるんですよ」と持論を展開。
過去には「ろくでなしBLUES」や「ビー・バップ・ハイスクール」といったヤンキー漫画が人気を博し、最近でも「東京リベンジャーズ」が実写映画化されるほどの大ヒットとなっている。田中には「ヤンキーからカツアゲされて金を盗られた」ほろ苦い経験があり、「ヤンキー漫画って、すごくヤンキーをカッコよく描くでしょ? 必ず俺がやってほしいのは、『これを読んでヤンキーにならないでください』って最初に書いてほしい」と主張。若者への影響を危惧し、ヤンキー漫画に“注意書き”を添えることを求めていた。
「また、ヤンキー漫画では、ヤンキーのボスキャラに必ず『可愛い彼女がいる』と分析する田中。しかし、そのヤンキーが彼女にプレゼントを渡すシーンには納得がいかないようで、『彼女は“嬉しい”とか言うんだけど、そのプレゼントの金、財源は俺だからね!』と怒りを爆発。これまでヤンキーから受けてきたであろう悲惨な被害の数々をうかがわせる田中の叫びには、ネットから『これは一理ある』『その気持ち、めっちゃわかる』『少年漫画のヤンキーは美化されすぎだよね笑』『この手の漫画は悪影響以外の何物でもない』『反社会的勢力を格好よく、美しく描くのはね』など共感の声が集まり、中には『元暴走族という肩書きの芸能人も言わなきゃいいのにそんな恥をと思う』『芸能人で元ヤンキーとか、あれやめてほしいわ』との指摘も寄せられています。どうやら、ヤンキー漫画のブームによる2次的な影響を懸念しているのは田中だけではないようです」(芸能ライター)
なお、同番組では共演者から現在の貯金額を聞かれ、「1億円‥‥」と打ち明けていた田中。「東京リベンジャーズ」の大ヒットが災いし、その「1億円」がヤンキーから狙われないことを祈るばかりだ。
(木村慎吾)