タレントのウエンツ瑛士が10月24日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、2019年12月に他界した梅宮辰夫さんの“看板黒塗り”騒動に関して言及した。
この日の放送では、梅宮さんが生前に契約していた骨董品店の看板が、契約終了後にも許可なく掲示されていた問題について特集。梅宮さんの所属事務所が看板を取り下げるよう要求したところ、東京・世田谷の看板では梅宮さんの顔部分が黒塗りにされており、それを発見した梅宮アンナがインスタグラムにて「余りにも残酷で、余りにも酷い行為に‥‥涙が出て‥‥悲しくて」「なんて酷いことをするのだろう」「わたしは、人を雑にしたり、人を甘く見る人が苦手です」などと投稿。骨董品店の名前が記載された看板の写真を掲載するなどしていた。
これに関し、ウエンツは「非は骨董品店側にあると思う」としつつ、「ちょっと1つだけ残念だなと思うのは、アンナさんが悲しい気持ちはわかるんですけど、インスタグラムに載せるっていうのはどうなのかなと。仮にこういうことがあっても、会社側と話し合えばいいのに、そこに載せたら、アンナさんは芸能人という立場ですし、ファンの方はみんなアンナさんを応援するし、それをもって、骨董品店と話すというのはなかなか対等な立場を築けないから、外を巻き込む必要はなかったんじゃないかな」と主張。アンナと骨董品店の当事者のみで話し合うべきとし、SNSでファンの怒りを集めるという行為を疑問視すると、「アンナさんの格を下げかねない行為なのかなと。気持ちはわかるんですけど」と述べた。
「実際、アンナがアップした骨董品店とのトラブルを綴った投稿には、普段の投稿の10倍近くのコメントが集まり、それらはいずれもアンナ側に同情を寄せ、骨董品店を批判する声が大半に。これはあくまでもアンナ側の一方的な説明のみが綴られたものでしたが、中にはTwitterに拡散したといった書き込みも見られました。
ウエンツはこうしたファンを巻き込むやり方に関して、『残念』『アンナさんの格を下げかねない行為』とし、ネットでも『ウエンツさん、正解。いくら抗議したくてもインスタに載せてどうすんの。フォロワーの共感を煽って味方を増やそうとしている感じにしかならない』『ウエンツの言う通りフェアではないね。よほど悪質な犯罪行為でもない限り、芸能人が一企業をSNSで晒し上げるのはその企業を潰しにかかると同時に自分にもマイナスだと思う』『ド正論。梅宮アンナを擁護した上での完璧なコメント』との声が寄せられ、『晒しはよくないと思う』とする反応が多かったです。仮に骨董品店側に100%の非があったとしても、店の名前がわかる看板の写真をアップしてしまえば、無関係な第三者による迷惑行為につながる可能性があることを考慮するべきだったかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
アンナの格は下がり、一方で、ウエンツの株が急上昇したと言えそうだ。
(木村慎吾)