タレントの田アキ子が10月31日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)に出演し、タピオカ店への脅迫メッセージ騒動で東京地裁から損害賠償を命じられた木下優樹菜について言及した。
木下は10月27日、2019年にタピオカ店オーナーへ送り付けた「事務所総出でやりますね」などのダイレクトメッセージが脅迫に該当するとして、40万円の賠償支払いを命じる判決を受けた。
これを受け、この日の放送では木下とタピオカ店のトラブルや、そのキッカケについて特集。木下は、姉と同店オーナーの間に給料支払いをめぐる軋轢が生じたことを聞き付け、姉を守るための言葉として「事務所総出でやります」との表現を用いたが、和田はこれに関し「なかなか『事務所総出で』なんて言えない。怒られるでしょう、普通」と驚いた様子。続けて、「私なんて『事務所総出で』なんて怖くて言えないもん。もし言っちゃったら、私がクビになっちゃうかもわかんない。(事務所には)ほかのアーティストもいるからさ」とドン引きし、「誰かが『それは違うよ』『言ってはいけない』ということを、お姉ちゃんも一緒に考えなきゃいけなかった。まぁ、結果論だけど」と述べ、周囲が木下の言動を抑制する必要があったとも語った。
また、IKKOもこの「事務所総出」との言葉については「“総出”っていうのが、やっぱり素人の人たちからすると、どういうことになっちゃうんだろうって、ちょっと大ごとに考えちゃうから」とコメント。不適切であり、脅迫に該当すると考えられても致し方ないとした。
「大手芸能事務所ホリプロの看板タレントとして君臨し、歴代の専属マネージャーが次々に社長や役員へと出世していくという和田ですが、そんな彼女をもってしても、『事務所総出でやります』などは『怖くて言えない』とのこと。これには世間から『アッコさんに限らず、不遇の時代を経験しているベテラン芸能人は、事務所や支えてくれた人達への影響も容易に想像できるから軽はずみな言動はしないよね』『怖くて言えないというより、“恥ずかしくて言えない”というのが普通の感覚だと思う』『アッコさん含め、長いこと売れてる方は、その辺りの感度が高いんだと思う』『それだけ芸能界では苦労せずにやってこられたということでしょうね。苦労して自分のポジションを築いてきた人は謙虚だと思う』などの言葉が。
なかには、『アッコさんは1人で事務所一つ分の破壊力があるので、総出する必要がない』『和田の場合は私1人でと言ったほうが怖い』『確かに、事務所総出だと事務所の人間がなだめてくれそう』との指摘もありました。芸能界の“ゴッド姉ちゃん”と恐れられる存在の和田ですが、本当に強い人間こそ謙虚に振る舞うということでしょう」(テレビ誌ライター)
多くのタレントが執拗にイジってきたこの「事務所総出」発言ではあるが、和田からすると、使うことすらはばかられるような物騒な言葉として捉えているようだ。
(木村慎吾)