嵐の櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤が11月3日、都内の映画館で行われた嵐初のライブ映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM“Record of Memories”」の先行上映初日舞台挨拶に登場した。4人がそろうのは、グループとしての活動を休止した20年12月31日以来となり、会場では大歓声が挙がった。
映画は嵐の20周年記念ライブの記録映画で、19年12月23日に東京ドームで行われた公演を125台以上のカメラで撮影した作品。監督は嵐と縁が深い堤幸彦氏が務めている。
この日は嵐が結成されて22年目となる記念の日。ライブ映画上映後に「感謝カンゲキ雨嵐」のイントロが流れる中、4人は完全サプライズで登場。櫻井は「デビュー記念日ということでこういう形で登壇しております」と明かし、「初日に我々の誕生日に朝早くから足を運んでいただきありがとうございます」と挨拶した。
松本は「お久しぶりです。最近までなかなか公の場に出ることがなくて、何だったらここでお3方と立っているのも若干緊張するような感じもしますけど」とほかのメンバーをイジりつつ挨拶。相葉は「幸せな楽しい時間を皆さんと過ごしたいと思っているのでよろしくお願いします」、二宮も「名前だけでも覚えて帰って下さい」とジョークを飛ばしながら久々にファンの前に姿を見せた。
櫻井はトークの中で「1週間前ね、5人で飲んでね」とメンバー全員で集まったことを告白。松本も「大野さん含めて」と続け、二宮も「生きてたんですよ、あの人」とおどけた。松本は「大野君見に来た人いますか?」と観客に問いかけ、続けて「朗報です。大野さんからメッセージを預かっております」と打ち明け、櫻井が代読。「どうも~お久しぶりです!1日中何もしないでソファーで過ごす日とかあります。すみません。カレーは最近ではバターチキンカレーを作ったりしています。寝る時間は早い日で夜10時に寝て、朝4時に起きたりします。でも元気に生きてますのでご安心を」と大野は近況を報告しつつ、映画については「(映画は)約2年前の僕らなので、どうすればと考えましたが、今思い返してもあの時の僕らはとにかくファンのみんなのことだけを考えてライブをしていたなという思いです」などとメッセージを送った。
「嵐の活動休止直後の今年1月には一部報道で、メンバーの中でただ1人芸能活動を休止した大野を気遣うために『メンバーが共演する際には2人まで』という“新ルール”が導入されたと伝えられていました。実際にこれまでテレビで3人以上がそろうことはなく、このルールが既成事実化していたため、今回の舞台挨拶はファンにとって本当にサプライズになったと言えるでしょう。舞台挨拶後はメンバー4人が肩を組んで記念撮影をしていましたが、いちばん端にいた相葉は隣にもう1人いるかのように腕を伸ばして肩を組むジェスチャーをしていました。大野が不在でも嵐は5人というアピールでしょう」(芸能記者)
ネットでも《これは会場にいた方達は嬉しすぎる再会だっただろうなぁ》《4人そろっての登壇!大野くんのお手紙!嬉しすぎる!》《5人で食事した、仲良くやってますっていう報告いちばん嬉しいです!ありがとうございます!》など喜びの声が挙がった。
粋なサプライズによって、ファンの嵐復活への期待はますます高まるばかりと言えそうだ。
(柏原廉)