俳優の中尾明慶が11月4日、自身のインスタグラムを更新。ネットでの誹謗中傷に対してやりきれなさも含んだ思いを吐露した。
中尾はパーカー姿の自身の写真とともに「なんかさ、ネットニュースのコメント見ると、結構ボロカス言われてることもあってたまーにへこむけど、まぁそんな風に思われてるんだなって納得して前進むしかないよね」とコメント。続けて「これが噂の有名税ってやつですかねって思った朝」とつづった。
ネットでは《最近芸能人の方々もこうやって声を上げることが増えてきたよね》《「有名税だと思って我慢しろ!」って言う人もいるけど。悪口言う人は言いたい放題で悪口言われっぱなしの芸能人は黙って我慢しろって時代はもう終わりだと思う》《有名税なんて言葉で許してはいけないと思う。子供のいじめと同じです》など、“有名税”に対して否定的な声が寄せられた。
「いわゆる“有名税”については、女優の戸田恵梨香と水川あさみが“不仲説”を報道した週刊誌に対して抗議の声を挙げたことを10月31日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)が取り上げ、是非を議論。杉村太蔵とデーブ・スペクターがそれぞれ“有名税”に対して肯定的な持論を展開しました。デーブは週刊誌の記事にはえげつないものもあることを認めつつ『だけど、女優でも芸能人だからシャレが通じなくなったらおしまい。反論するんだったら、2人で鍋食べて「これで仲悪く見える?」とか、もう少し楽しくやったほうがいいと思う』と、ユーモアで反論すべきと主張。杉村は『テレビ、芸能の仕事していると、書かれているうちが華だって思う。実際、99.99%の国民が記事に関心ないよ』と悪口を書かれてもほとんどの人が関心ないのだから受け入れるべきと主張しました。
しかし、この発言に対して《法や人権というものに照らし合わせて、逸脱している側を改めさせないと、法治国家として破綻します》《ありもしない嘘や中傷を日本中に広められるのは、ただの迷惑な嫌がらせだと思います》《言ってることがひと昔前のハラスメントやってる側の言い分と同じなんですよね。うまくいなして、うまく利用すべきだとか、むしろ取り入るべきだとか‥‥》などネットではブーイングの声があがっています。
ちなみに、中尾は妻で女優の仲里依紗がやっているYouTubeが話題になる際にセットで誹謗中傷を受けることが多く、よく言われるのが『売れているの?』といったものだそう。しかし、中尾は主演作こそありませんが、数々の人気ドラマや映画に出演している“名バイプレイヤー”。最近はCMにも出演していますし、間違いなく売れている芸能人です」(芸能記者)
それぞれに言い分がある“有名税”の是非。全てをなくすのは難しいだろうが、いわれのない悪口はやめてほしいというのは中尾に限らず多く芸能人の思いと言えるかもしれない。
(柏原廉)