SMAPの木村拓哉らが6月12日に続き、同14日にも熊本地震の被災地で炊き出しを行った。訪問先では記念撮影に応じたり、Tシャツにサインするなど被災者との触れ合いも実施。キムタクらにはネットでも称賛の声が相次いでいるが、そんな行動にミソを付けているのが、当のジャニーズ事務所だという。芸能ライターが耳打ちする。
「ジャニーズ事務所では、タレントの画像をネットに掲載させない方針を貫いています。新聞記事にはキムタクの写真が載っているのに、同じ新聞社のニュースサイトには載っていないといった具合です。その方針は今回の炊き出しでも変わらず、ネットニュースに載っているのは主催者である石原軍団の写真のみ。記事の見出しが『キムタク』なのに、画像は舘ひろしといった具合なのです」
ニュースサイトのなかには苦肉の策として、一般人のツイッターを丸ごと記事に貼りこみ、キムタクらの画像を掲載するケースもあるほど。今どきの若者はスマホでニュースを見ており、被災地を訪れているキムタクの姿を見ることはできないのである。そんな異様な状況について芸能ライターが指摘する。
「被災地訪問であっても事務所の都合が優先。そんな現実を見せつけられてしまうと、今回の炊き出しもイメージ戦略に過ぎないのではとの疑いが隠せません。キムタクらは高い志をもって行動したはずなのに、そんな思いも台無しではないでしょうか」
キムタクらに罪はないが、彼らの炊き出しが皮肉めいた目線で見られてしまうこともまた、避けては通れない現実かもしれない。
(金田麻有)