コロナ禍で仕事の状況が大きく変化しました。そんなときには、スキルアップすることで自分を高めることは有意義なことです。中でも、「ポータブルスキル」を磨くことは有効だといわれています。
ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても通用する“持ち運び可能な能力”のこと。万が一、今の会社の存続が問われたり、人員削減の対象になったりして転職せざるを得ない状況になったとしても、次の職場で即戦力となり得るスキルです。では、具体的にどんなものなのでしょうか。
■戦略思考
HRインスティテュートによる「人材育成コンサルタントが本気で考えた 全員転職時代のポータブルスキル大全」(KADOKAWA刊)には、戦略思考とは「戦わずして勝つ」ということ、最小のリソースで最大の効果を得るためには「問い」を持つことと書かれています。例えば、「努力して成果をあげるにはどうすればいいか?」では限界があるため、「いかにして努力せずに成果を上げるか?」という問いを持つことが必要なんだそうです。
■話の聞き方「ミラー効果」
話の聞き方は、どこに行っても通用するポータブルスキルとか。そのひとつがミラー効果を活用すること。これは同調力ともいわれており、相手の動作と言動を真似することが基本となります。
■アンガーマネジメント
アンガーマネジメントは、自分の怒りを管理するスキルです。これは、怒る必要のあることは上手に怒ることができ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることが目標なんだとか。このスキルが培われると自分のイライラがなくなるので、他人にもいい影響があるそうですよ。
これらのポータブルスキルの習得、意識的に取り組んでいきたいものです。