お笑いタレントの明石家さんまが12月4日、自身がパーソナリティを務めるラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。シンガー・ソングライターの鬼束ちひろが逮捕されたことについて語った。
鬼束は11月28日に東京・渋谷区のパチンコ店で友人が倒れたため救急車を呼んだところ、通行人から暴言を浴びせられて激昂。救急車を蹴ったため、器物損壊の疑いで現行犯逮捕。その後釈放されている。
番組ではリスナーからのメールで鬼束の話題に。共演者がメールを読み上げる間、すでにさんまは引き笑いで苦笑気味だったが、「よほど‥‥腹立ってんやろうな」と笑いながら感想を述べ、「(鬼束は)何を言われたかわかってんの? あ、なんか失礼なこと言いよってんな。蹴ったのが救急車で。ヘコんだって言ってたもんな。よほど腹立ってたんでしょうけど、救急車蹴るってなあ」と驚いた様子。「まあまあ、その日なんかイライラすることも続いたんでしょうね」と推測しつつ「俺もう、これ笑ってしまったんやけど」と正直な気持ちを語った。
しかし、ネットでは《笑えない》《芸能人は感覚が一般人とずれてるね》《笑えることじゃないと思うんだけど。ついにさんまさんも言っていいことと悪いことの区別つかなくなったの?》《笑えない。なんでも笑いになるんだ》《救急隊員の気持ちを考えたら笑えない》など、さんまに対する批判が続出。一方で《うん! 私も笑ったw》《いや、笑うやろ。薬物もアルコールも入ってなかったっていう報道でまた笑ったわ》などさんまを擁護する声も。
「さんまは“不謹慎”を笑いに変えることでたびたび批判が起きますが、そもそも笑いについては『楽しい、辛いとかわけるからおかしくなる』『正解がいちばんつまらん』として、『不幸をどれだけ笑い飛ばせるか』についてたびたび語っています。それを体現した番組が毎年クリスマスイブの深夜に放送されている『明石家サンタ史上最大のクリスマスプレゼントショー』(フジテレビ系)です。この番組は視聴者から“不幸話”を募集。電話でエピソードを披露してさんまを笑わせたら鐘が鳴らされクリスマスプレゼントが贈られるというもの。過去には芸能人も不幸話で参加しており、昨年は芸人のチャンス大城、タレントの峯岸みなみらが登場し、不幸話で笑わせて見事鐘が鳴らされました」(芸能記者)
救急車を蹴られた救急隊員や鬼束が今年の明石家サンタに電話してきたら、さんまはすぐに鐘を鳴らすかも?
(柏原廉)