お金の話をする場合、外すことができない実業家の名前がある。ひろゆき氏だ。2ちゃんねる開設者で、現在は情報番組でコメンテーターを務めることもある同氏は、今年9月23日放送の「じっくり聞いタロウ」(テレビ東京系)にリモート出演すると、かつて「サラリーマンの生涯年収」をわずか1年で稼いだことがあると打ち明けた。
1999年、22歳の頃に立ち上げた2ちゃんねるが次第にネット上で市民権を得るようになり、利用者が急増。広告費も跳ね上がっていき、同管理人時代のMAX年収として、一般的なサラリーマンの生涯年収とされるおよそ2億円を稼いだという。
また、現在は、YouTubeの投げ銭機能である「スパチャ」からも大きな収益を上げているとし、「1回あたり20万~30万円」ほどの収益があると説明。11月には、そんなひろゆき氏が投げ銭で得た総収益が6300万円に達し、在住先であるフランス国内のランキングで1位になったことが報じられていた。同氏は、このニュースをツイッター上で引用し、「多くの人にとって、お金は限られた人生の時間を売り渡して、ようやく手に入るモノです。ロクでもないものにお金を払うのはよくないと思います。きちんと役に立つモノにお金を使った方がいいですよ」と助言する余裕っぷりを見せつけた。
「2月26日放送のABEMA情報番組に出演した際には、YouTubeのコンテンツIDという仕組みを利用し、600以上も存在する自身の切り抜き動画チャンネルからも収益が上がっていると説明。切り抜かれる側であるひろゆき氏に、切り抜き動画の広告総収益の半分が渡るというもので、同氏は『僕、何もしなくても、頑張って(ひろゆき氏の長尺動画を)編集してる人のおかげでチャリンチャリン入るっていう状態なんで』と、勝手に収益が生まれる現状を笑いながら語っていました。
3月23日には、そんな“ひろゆきブーム”に関し、ツイッター上で『ちなみに、なぜひろゆきが今さら話題になってるのかという諸氏に説明すると、単純にYouTube切り抜き動画の再生数が多いからです』と投稿。2020年に日本で最も多く再生されたユーチューバーの記録が『8億8810万回』だったのに対し、自身の切り抜き動画の累計は、『直近の28日間で2億4951万回再生されています』と、とんでもない勢いで再生されていることを明かしました」(テレビ誌ライター)
時流に乗った、独自のメソッドを見い出し、誰もが羨む、“何もせずともチャリンチャリン”なライフスタイルを実現した同氏。しかし、普段の生活は質素なもので、「コロナ禍で旅行に行かなくなったので、月の生活費は月5万円ぐらい」だという。
宇宙旅行やプライベートジェットでの豪遊といったド派手な生活を送る実業家・前澤友作氏とは対照的に、ひろゆき氏は一般庶民となんら変わらない私生活を過ごしているようだ。
(木村慎吾)