12月19日に放送され、お笑いコンビ・錦鯉が17代王者に輝いて幕を閉じた「M-1グランプリ2021」(テレビ朝日系)。興奮も覚めやらぬ中、審査員を務めていたオール阪神・巨人のオール巨人が12月20日、自身のブログを更新。同じく審査員を務めていたタレントの上沼恵美子とともに今年で審査員を卒業することを明かした。
巨人は「M‐1の帰りです!」と題したブログをアップ。「M‐1」を振り返ったのち、「あの~ね、書いてもええのかな」と切り出し、「番組が始まる前に、前室で 上沼さんと、来年はどうされるんですか、僕はもう来ないつもりです、ほんま! 私 巨人さんが出はるって聞いて今年も 来たんよ! え、僕も上沼さんが来はるって聞いて(笑) 二人で約束しました! 今年で卒業することを!」と明かした。
巨人はさらに過去にファンから審査員を慰留する声もあったことを明かし、感謝しつつも「来年は家で楽しみたいと思いますが、案外楽しめ無いかも知れませんね、又 たぶん点数付けてると思います(笑) 来年は誰とM‐1見よかなぁ~ 大阪の若手と一緒に見よかなぁ(笑)」と早くも来年に思いを馳せていた。
ネットでは《松ちゃん、巨人さん、上沼さんは絶対いなければいけない存在。巨人さんのコメントはすごくわかりやすく視聴者にもなるほどって思えた。辞めないでほしい》《巨人師匠、上沼さんがいなくなったら誰が審査員やるんですか。大御所が正反対のこと言うからいいんですよ》《巨人さんと上沼さんは忖度しない審査だからM‐1の審査員として絶対必要だと思う!》《うーん残念。賛否あるとしても紛れもない大物が審査するのは賞レースですごい大事だと思う。M‐1が別格感あるのも審査員の格だよね》など巨人と上沼の降板を惜しむ声、審査員継続を願う声が殺到した。
「巨人のブログに呼応するように上沼も同日放送のラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)で『巨人さんと私は“ラストやね”って言ってて。昨日も、出る前に。去年も今年もお断りしてたわけですけどね。こんなこと言うと朝日放送さんに悪いんだけど、もったいないから。私のような者が。お笑い、全然わからへん』と審査員の引退を示唆しました。
巨人と上沼はそれぞれ07年開催の第7回から審査員として参加。10年開催の第10回、15年開催の第11回には不参加でしたが以後は継続して審査員を務めています。同じく審査員を務めてきたダウンタウン・松本人志は、同じ事務所の大先輩である巨人はもちろん、上沼も審査員として不可欠と評価しており、『上沼さんがいなくなったら俺も考えるからね』と発言したことも。2人が一気に降板することになったら、松本もそれに続く可能性は十分あります」(芸能記者)
来年の「M‐1」は、優勝争いの外側から早くも波乱含みのようだ。
(柏原廉)