自律神経の乱れ、胃腸疾患……冬場の不調をケアする食生活のポイント

 コロナ禍で人々の健康意識が高まったといわれますが、具体的にどんな分野で興味関心が高まったのでしょうか。

 クラシエ薬品が公表した『漢方セラピー』という漢方薬ブランドの過去5年の売上推移は、2021年度は前年度比114.8%の見込みだとして5年連続で拡大。とくに、「ストレス」カテゴリーでの拡大が、全体の伸長を牽引しているそうです。

 商品別の売上ランキングをみてみると、1位はストレスやのどのつかえにいい『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』でした。また、「更年期」カテゴリーでも、2020年と2021年ともに継続的な拡大傾向にあるそうです。

 日々の不調に漢方を利用することは有効な方法の一つですが、食事や生活習慣からの工夫も行うことができます。クラシエ薬品主催で開催されたオンラインセミナーでは、冬場に起こりがちな不調をケアする食事からの養生方法が紹介されていました。その中から、症状別に最適な食材を紹介していきましょう。

■冬から春にかけて起こりやすい症状とケアに最適な食材

 冬場に起きやすい症状には、冷えや、血管の収縮による血行不良、寒暖差による疲労、自律神経の乱れ、食べ過ぎや飲み過ぎによる胃腸疾患、肥満などがあります。

 こうした不調が起こりやすい時期には、寒い刺激を避け、身体を温かくするのがいいといわれています。取り入れたい食材として、くるみ・やまいも・かぼちゃ・きのこ・にら・黒ごま・松の実・羊肉・牛肉・エビ・シナモン・生姜・小茴香(ういきょう)が挙げられていました。

■胃腸病に効果的な食材

 とくに食べ過ぎ、飲み過ぎによる胃腸疲れが気になる人は、症状に合わせて次の食材を取り入れるといいそうです。

 ストレスなどによって“気”が停滞し、胃部に熱がこもった「機能亢進」の状態では、神経性胃炎や胃痛などの症状が出ます。そうしたときに熱を取る食材として、チンゲン菜、トマト、豆腐、かぶなどがいいそうです。

 また、疲労や加齢によって気が不足したり胃の働きが悪くなったりすると水はけも悪くなることから、食欲不振や食後の膨満感、胃腸虚弱の症状が出ることも。そんなときには、胃腸の「機能低下」が疑われるため、胃腸の機能を高める食材として、牛肉、さつまいも、イワシ、そら豆などがいいそうです。

 この冬、身体を温めるとともに、胃腸に優しい食材を積極的に取り入れ、養生して元気を蓄えましょう。

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