俳優・小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)の第2話が1月16日に放送され、世帯平均視聴率14.7%を記録。同時間帯で2週続けてトップとなった。
今回の大河ドラマの主人公は、鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)を支えた13人の家臣団による権力パワーゲームを描く。第2話では、罪人である頼朝を処断しようと兵を率いて迫る伊東祐親(浅野和之)が、頼朝をかばう義時の父・北条時政(坂東彌十郎)と対立。弓矢が放たれる一触即発の危機を迎える。
辛くもいくさを回避した両家だが、頼朝と義時が海沿いの温泉に浸かり、語り合う重要なシーンで、思わぬアクシデントが起きてしまった。
「頼朝を訪ねた義時が、湯帷子姿で岩場に行くとやはり湯帷子姿の頼朝が朝湯につかっている場面に遭遇。しかも頼朝が、『いずれ平家相手に挙兵する』と打ち明ける重要なシーンにも関わらずネットでは、なぜか大きな笑いが起こってしまったようです」(テレビ誌記者)
実はこのシーン、2004年に放送された大泉洋が出演する人気番組「水曜どうでしょう」(HTB)のある場面とそっくり。人気番組だけに、大泉ファンは見逃さなかったのだ。
「当時、痔を患っていた大泉のために、番組が『闘痔の旅』と題して温泉巡りをする企画がありました。そのロケのために、大泉は函館にある海を目の前にした水無海浜温泉に浸かる場面があり、そのシーンが今回の大河ドラマの名場面とかぶることから、ネットでは『#鎌倉どうでしょう』『#鎌倉殿どうでしょう』などのハッシュタグが躍りました」(芸能ライター)
1996年に放送が開始された「水曜どうでしょう」。2002年にレギュラー放送が終了した後も、再放送の「どうでしょうリターンズ」「水曜どうでしょうClassic」「水曜どうでしょうプレミア」が全国各地で放送されている。目ざといファンは、今後も激似シーンを見つけるかもしれない。
(窪田史朗)