お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太が、1月23日に公開されたオリエンタルラジオ・中田敦彦のYouTubeチャンネルに出演し、2020年夏に報じられた上沼恵美子との軋轢について言及した。
梶原と中田は「心の師弟対談」と銘打った動画で共演。“恩師”に関する話題の中で、梶原は礼儀やトークのテクニックなどを学ぶことができたのは、4年ほど共演した上沼恵美子のおかげだったと打ち明けた。
梶原と上沼といえば、トーク番組「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)で長く共演し、親子のような関係性を築いてきたが、2020年6月に突如として梶原が降板。複数のメディアが2人の関係悪化を報じると、「えみちゃんねる」に続き、「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)からの降板も発表された。
大きな話題となったこの騒動に関して、中田は「答えたくなかったら答えないでください」と前置き、「外から見ててなんですけど、上沼さんとの関係って誤解をキッカケに、なんだろ‥‥大きな誤解が生じてしまったんじゃないかっていうニュースを見たままになってる気がするんですよ」と言及。これに梶原は「はいはいはいはい、その話ね。答えたくない」と即座に回答を拒否しつつ、「それを話した結果、誰かが傷付くことは絶対嫌なのよ。それが絶対嫌だから、これは語らないのよ」と述べた。
上沼との騒動について、具体的なことを話したくはないとする梶原。もしも何かを釈明することがあるとすれば、それは「何か(真実とは)違うことで、理由が全然違うのに僕が傷付いた時じゃないですか」という。続けて、「わかんないよ。誰だかわかんない、(上沼の)周りなのか、誰だかわかんないけど、例えば誰かがリークしましたと。『実はこうやったみたいですよ』と。それがニュースになりました、それが真実ではなかった場合とか。(自分が詳しく言及するとすれば)それぐらいじゃないかな。それ以外は俺はもう言わない。それはなぜかと言うと、絶対に誰かが傷付くから」とし、真相を喋ることがプラスには作用しないと考えているようだ。
しかし、上沼恵美子という存在について、梶原は「大好き」「大恩人」「たくさん勉強させてもらった」と感謝の思いを述べ、もしも彼女のYouTubeチャンネルでのコラボを要請されれば、「秒で行く」と“忠誠心”を見せた。
「様々なメディアが伝えた、梶原と上沼の軋轢報道に対し、梶原本人が真っ向から反論したのは、2020年6月29日のツイートのみで、『多くのスタッフさんが携わって下さっているので、僕から全て語ることはできないのですが ABC-R“上沼恵美子のこころ晴天“を卒業させて頂くのは事実です。ただ記事にある、“忙しくなって東京から行くのがしんどくなったから卒業した“と僕が言った事実はございません』という投稿でした。
一部メディアによると、そもそもの軋轢の発端は、『えみちゃんねる』で構成作家を務めた上沼の次男が、梶原を陥れるために周囲へネガティブキャンペーンを行ったことが原因だといいます。これに関し、上沼は『女性セブン』からの直撃取材を受けた際、『私が梶原くんを可愛がってたことに(次男の)嫉妬も入ったかもわかりませんね』とコメント。上記のラジオ降板理由についても、梶原にそうした発言をした覚えはなく、次男が上沼に吹聴したものではないかとする見方もあるようです。今回の動画での梶原による、“周囲の人物によるリーク”や、“真相を話すと誰かが絶対に傷付く”といった言及も、上沼の次男の存在を指しているのかもしれません」(テレビ誌ライター)
なお、ネットでは、様々な背景や事情を鑑みて、詳しい言及を避けた梶原に対し、「これは触れないほうがいいと思う。梶原さんの対応が正解」「変に話すことで仕事を失うことにもなりかねないし、上沼さんの名誉にも関わる。これは大人の対応をしたと思える」と評価する声や、「上沼との確執を説明したら、次男を傷付ける。そうなると、母親としても傷付けることになる。ま、何をやっても上沼には迷惑をかけるわな」といった指摘もあった。
どんな誤解が生じていたにせよ、梶原にとって、上沼が“恩人”であることは今後も変わらないのだろう。
(木村慎吾)