歌手の吉川晃司が1月25日、「バナナサンド☆サンドが考えた最高の仙台旅&憧れの吉川晃司登場でバナナ爆上がりSP」(TBS系)にゲスト出演。かつて確執を報じられた元相棒・布袋寅泰の名前を出そうとして止められるひと幕があった。
番組ではMCのお笑いコンビ・バナナマンとサンドウィッチマンの4人が学生時代から憧れていた吉川と仙台で食事を楽しみながらトークを展開。どんな話題もユーモアを交えながらにこやかに答える吉川の姿を見て設楽統が「なんか初めてお会いするんですけど、こんなに気さくな感じで喋ってくれる方なんですね。なんかイメージね、もうちょっと怖いイメージがあるわけ。なんか腹立ってるぞみたいなテンション」と告白。さらに「COMPLEXの時なんてもうバチバチ?」と質問し、吉川がかつてギタリストの布袋寅泰と結成していたユニットCOMPLEXの話題に。吉川はそれに対しても「あれは相手が相手だからっていうのもあるけどね」と答えると、設楽は「布袋さんがってこと?」と苦笑い。吉川も「(そこは)笑ってくれないとおかしいじゃない」とツッコんでいた。
その後も若い頃はケンカを売られることが多く、それを買っていたと語る吉川に対して、設楽は「同業者とかバチバチにならないんですか? ミュージシャン同士とか」と質問。すると吉川は「同業者でバチバチだったのは、この間再結成した……」と言いかけると、伊達みきおが「ダメですよ、吉川さん!」と止めつつ「すぐにネットニュースになるから! 冗談でも言っちゃいけない。布袋さんとバチバチだったこと!」とイジるひと幕も。吉川は「でも最近は一緒に飲んだりしてます。ご近所さんだし」「若い頃はいろいろ誤解もあったし」と自らフォローを入れていた。
「吉川と布袋によるユニット・COMPLEXが結成されたのは1988年。2人はもともと、同じマンションに住んでおり、仲が良かったことから実現したユニットでファーストシングル『BE MY BABY』も大ヒットを飛ばしたのですが、わずか2年後の1990年11月8日に無期限の活動休止へ。理由は音楽性が全く合わず、レコーディングを重ねる度に不仲になっていったためと言われています。
それから2人は長らく不仲をささやかれていましたが、11年7月10日、東日本大震災のチャリティコンサート『日本一心』で21年振りに再結成。和解を果たしました」(芸能記者)
ネットではこのやり取りに《COMPLEXはよかったね。活動期間が短かったからこそ心に残ったんじゃないかな》《布袋は日本人離れしたギターセンス、吉川は日本人離れした運動神経、2人とも日本人離れした絵になる手足の長いスタイル。そりゃ、否が応でも伝説になる》《当時から不仲説があったが、COMPLEXというバンドにはそれを払拭してしまうパワーで、我々を魅了してくれた》《COMPLEXは当時尖った2人だったからのユニットだと思う。仲よしこよしだったらああはならないんじゃないか》など当時を思い出す声が続出した。
ファンにとっては今の関係性を知ることができる貴重なトークだったと言えそうだ。
(柏原廉)