子どもの成長とともに、リビングの役割や必要なものも変わってきます。これまではおもちゃ収納が中心だったけれど、「そろそろ学習を中心に据えたリビング環境を整えたい」と感じたら、次のようにすることをオススメします。
■リビング学習用の机を設置する
リビング学習はダイニングテーブルでも可能ですが、同じテーブルで家族が別のことをしていると気が散ってうまくいかない場合や、親がすぐそばで子どもの学習を見守っていると口出しばかりしたくなってやる気を削いでしまう場合などは、ダイニングテーブルとは別にリビング学習用の机を設けましょう。隣について学習を見守る必要がある場合はダイニングデーブル、そうでない場合は学習用の机と使い分けてもいいですね。
■大きな本棚を家族みんなで使う
子どもが好きな絵本や小説、日常的な学習に必要なテキスト類だけでなく、親が好きな本やいつか子どもに読んでもらいたいと感じている本など、さまざまな本が一箇所に集まっていると、子どもの目にとまる本の種類を増やすことになります。子どもが親の読んでいる本に興味を持つことがあれば、内容について話したり読んであげたりと、コミュニケーションや読書の幅を広げるのに役立ちますよ。
■地球儀や地図、辞書を手に取りやすい場所に置く
テレビや家族の会話の中で疑問や気になることが出てきたら、その場ですぐに調べられるように環境を整えておくと、自分で調べる習慣をつけやすくなります。家族の団欒の場と本棚に距離があれば、図鑑や辞書だけは学習机や別の棚に移動させるなど、手に取りやすさを重視して設置場所を検討しましょう。いくつか候補を出して実際に置いてみて、使いやすい場所を探しましょう。
「知りたい!」「学びたい!」という気持ちが湧いた瞬間に行動に移せることを念頭に置くと、リビングに揃えたいものや家具の設置場所がイメージしやすくなります。これらを参考に、子どもの興味や学習習慣に合わせてリビングを整えてみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)