仕事や家庭、人間関係などで、ストレスがたまっていませんか?
ストレスがたまっていると感じているとき、「泣いたらすっきりストレスが解消された」という人は多いのでは。このように、泣くことでストレスを解消したり、心身の健康を保ったりすることを「涙活(るいかつ)」と呼びます。でも、ただ泣けばいいというわけではないようです。
実業家の寺井広樹さんの著書「泣く技術 一瞬でストレスを消す『涙活(るいかつ)』入門」(PHP研究所刊)によれば、涙には2種類あり、ひとつは自分の過去の悲しい出来事を思い出して泣く悲しい涙。もうひとつが、他人の不幸や悲しい出来事などに共感して泣く感動の涙なんだとか。
ストレス解消にいいのは後者。例えば、映画を観て泣いた後というのは、なぜかすっきりさわやかな気持ちになって心が満たされませんか。この感動の涙が、共感脳に刺激を与えるのです。自分と直接関係がなく、それでいて共感できるものに対して泣く。これが、いちばんストレス解消になるそうですよ。
実際、泣いてストレス発散する女性っていますよね。思いっきり泣いたら「疲れてぐっすり眠れる」なんていう女性も。定期的に泣くことで、日々の嫌な出来事に対処している人もいるようです。
「なんだかモヤモヤする……」。そんなときは感動できるものを探して、泣いてみるのもいいかもしれませんね。