モデルでタレントのトラウデン直美が2月3日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た北京冬季五輪の日本人スキー選手について言及した。
番組では、今大会で初の陽性となった日本選手について取り上げ、北京渡航前の検査で陰性だったものの、現地でのPCR検査で陽性判定となった経緯を説明。個人情報保護により、選手の名前は公表されないが、日本オリンピック委員会は「大会組織委員会の指示に従い、必要な措置を取る」とし、一定の基準を満たすまでは隔離施設に滞在することになるという。
なお、感染対策「プレーブック」によれば、無症状の場合、24時間以上の間隔を空けて2回連続のPCR検査で陰性が出れば、隔離施設を出られるという。
番組で意見を求められたトラウデンは「この日に向けて本当に頑張っていらっしゃったと思うので、陽性が出てしまったことはとても残念なことだなと思います」と言及。続けて、「ただ、日本でコロナになった時に、芸能界では全員名前をあげなければならないのに、(スキー選手の)名前を出せと言っているわけではなくて、出さなくても全く問題ないと思うんですが、五輪となると名前を出さないんだなっていうモヤッという気持ちは正直ありますね」と芸能人とアスリートの扱いの差について指摘した。
「コロナ感染の報告をめぐり、トラウデンが述べた、“芸能界では全員名前を出さなければならない”との箇所に対し、ネットからは『そんな決まりはない!』とのツッコミが殺到しました。確かに、連日にわたって、コロナに感染したタレントの名前が報じられていますが、これらは本人や事務所の合意・意向があった上で伝えられているものであり、中には、感染を事後報告するケースもあります。
よって、彼女のコメントには『芸能人だと名前を出さなきゃいけないルールなんてないよ』『いつからそんな決まりができたの?』『多くが公表しているだけの話。感染してました、と過去形で公表する方もいらっしゃいましたが』『芸能界の場合は、それこそスタッフ・共演者と膨大な人が関係している可能性がある。なので迅速に全員に通知するのは難しいからメディアでの公表が効率のいい方法になっていったのでは?』との指摘や、『無関係な五輪に絡めて言ってしまうと、アスリートが贔屓されているような物言いになってしまう』『自分は嫌だけど公表するんだから、他の人もそうしろってことなら、ただの性格悪い人』『名前を知ってどうするの?』などの反応も飛び交いました。
タレントの場合、仮にMC番組に本人がコロナの影響で欠席という状況になれば、余計な憶測を生まないためにも公表したほうが無難だと判断するパターンが大半なのでしょう。そのあたりは、アスリートとは全く境遇や事情が異なるため、比較して語るべきものではないといえますね」(テレビ誌ライター)
トラウデンの発言もまた、多くの視聴者をモヤっとした気持ちにさせたようだ。
(木村慎吾)