松本潤主演ドラマ「となりのチカラ」(テレビ朝日系)が苦戦している。
嵐の活動休止後、松本にとって初の主演ドラマとして注目され、初回こそ11.5%をマークしたが、第2話 10.7%、第3話 8.7%と平均視聴率は下降しているのだ。
物語は、天海祐希主演の「女王の教室」や松嶋菜々子主演「家政婦のミタ」(共に日本テレビ系)などで知られる脚本家・遊川和彦氏によるオリジナル。思いやりと人間愛にあふれた、やたらとお節介な主人公・中越チカラ(松本)が、孤独に生きる現代人の心を救う社会派ホームコメディ。視聴者からは「松潤がこういう役できるかと思ったけど案外あってる」という意見もあるが、「とにかくイライラする」「チカラは一歩間違えばストーカー」など不評が目立つ。
中でも今作の脚本家・遊川氏に対して「脚本が悪。豪華キャストがそろっているのに。残念」「脚本家を交替させて」など視聴率低迷の責任は脚本にあるというコメントも散見された。
「遊川ドラマの特徴は、強烈なクセのある主人公。嫌悪を抱く視聴者もいますが、話が進むうちにぐいぐいと引き込まれていきます。主人公の行動の一つ一つに実は意味があり、最終話に向かってどんどん解明されていく。そしてその理由を知った視聴者は共感し、感情を揺さぶられるのです。チカラがドラマの中でどのように変化していくのか、今後が気になるところです」(テレビ誌ライター)
チカラの行動の根っこには何が潜んでいるのか。最後まで見届けたいものだ。