傷みやすい「ひき肉」の保存に困っていませんか?
冷蔵庫に保管しておくと色が変わってしまい、まとめ買いをするとなかなか使いきれないという場合は、上手に“冷凍”保存するのがオススメ。次のように冷凍しておくと、1~2週間の間“解凍すればいつでも使える”状態になり、買い直しや作り置きの手間を省きやすくなりますよ。
■小分けにして冷凍する
一度解凍したひき肉を、余ったからと再冷凍するのはNG。たくさんの量をまとめて冷凍すると解凍に時間がかかったり、使いきる見通しが立たずに使えなかったりすることもありますから、できるだけ少量ずつ、使いやすい量に分けて冷凍してください。購入してパックから出したら、フリーザーバッグなどに少量ずつ分けて平らにし、空気を抜いて急速冷凍しましょう。
■パラパラにして冷凍する
小分け冷凍にさらに一手間を加えて、フォークなどでまとまっているひき肉を細かく離してからフリーザーバッグに入れるようにすると、パラパラの状態で冷凍することができ、より使いやすくなります。冷凍後、使いたい量だけパキッと折って解凍することも可能。細かいそぼろとして料理に活用したいときにも便利ですよ。
■焼いて・茹でてから冷凍する
冷凍したひき肉を解凍した際の臭みが気になる場合や、解凍したらできるだけ短時間で調理を終えたい場合は、火を通してから小分けにして冷凍するのがよいでしょう。焼く、または茹でてから粗熱を取り、フリーザーバッグで小分け冷凍しましょう。焼くと香ばしさを加えることができ、茹でると余分な脂を落としやすくなります。解凍してそのままトッピングに使えますし、煮物や炒め物には解凍せずに加えることも可能で、時短にもなります。
時間がないときには小分け冷凍するだけ、余裕があるときにはより使いやすくパラパラにしたり火を通したりするなど、状況や目的に応じて使い分けましょう。ひき肉の保存に困ったらぜひ試してみてくださいね。
(Nao Kiyota)