NHKは2月25日に放送予定だった「あさイチ」の放送を急きょ休止し、ウクライナ情勢を伝えるニューズ番組を放送した。
「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は日本時間24日正午前、ウクライナ東部のドンバス地域で特別軍事作戦を実施すると発表。直後、ロシア軍がウクライナへの侵攻を開始したのです。このため、翌25日午前8時から放送された連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』終了後、画面はニュース番組に切り替わり、江原啓一郎アナが『この時間はウクライナ情勢についてお伝えします』と語り、ニュース番組がスタート。画面上には“「あさイチ」はお休みにします”のテロップが表示されました。ウクライナ情勢を優先して放送するのは致し方のないところでしょうが、ネット上には朝ドラファン・あさイチファンからプーチンに対する怨嗟の声が殺到してしまっているようです」(テレビ誌ライター)
ネット上には「久しぶりの華丸さんの朝ドラ受けがウクライナ侵攻のニュースで流れた! プーチンのせいだ」「いよいよ虚無蔵さんと文四郎の殺陣対決、華丸さんのコメントが聞きたかったのに、プーチンめ!」「朝ドラ見て朝ドラ受け見て平和な一日が始まるのに‥‥これが戦争か」「プーチンは全朝ドラファンとあさイチファンに謝れ!」「日本人の平和な朝のルーティーンを台なしにしたプーチン、一生恨んでやる!」などなど。
「『あさイチ』では番組冒頭、出演者の博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナによる“あさドラ受け”が恒例。直前に放送された朝ドラについて、3人がどんなコメントをするのかを楽しみにしている視聴者は少なくありません。まして、華丸さんはコロナ感染から前日復帰したばかり。前日は時間の関係もあって“朝ドラ受け”がありませんでしたので、25日は久しぶりの“華丸節”を期待するファンが多かったのです」(前出・テレビ誌ライター)
朝ドラそして「あさイチ」は、まさに多くの日本人にとって平和の象徴。その前提が崩されたウクライナ情勢は、それだけ深刻な状態と言えそうだ。
週明けには、通常通りの「あさイチ」と“朝ドラ受け”を楽しみたいものだが、果たして。
(石見剣)