これがハリウッド・クオリティなのだろうか。海上保安庁全面協力のもと、ハリウッドでも活躍するケシェット・インターナショナル社およびカナダを中心に世界市場に向けたテレビシリーズの開発、制作、配信を手掛ける制作会社ファセット4メディア社とTBSテレビが共同制作するドラマ「DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~」(TBS系)に疑問の声が噴出しているようだ。
特に厳しい声が向けられているのが、横浜流星演じるDCU第1部隊のダイバー・瀬能陽生だ。瀬能は10歳の時に海難事故に遭遇。新名正義(阿部寛)と成合淳(吉川晃司)によって救出されるも両親を亡くし天涯孤独に。この時の事故が原因でPTSDがあるため、水域での活動を新名からストップされている。瀬能は新名が父親を殺した犯人だと思っているため、新名に敵意をむき出しにするシーンが多々ある一方で、誘われれば一緒にご飯にも行くし、新名の結婚式ではとびきりの笑顔も見せる。
2月20日放送の第5話では、国土交通省副大臣の長男・木下裕司(三浦りょう太※りょうはけものへんに寮のうかんむりを外した字)が海上で誘拐され、DCUに捜索命令が。新名と瀬能が聞き込みで立ち寄ったサーフショップで、瀬能は学生時代の先輩・中林(藤井流星)と再会。瀬能は学生時代の恩などから中林を疑うことなく信頼度MAX状態。中林を疑う新名に怒声をあげるシーンも。そのくせ実は誘拐に関与していた中林が新名を殺害しようとすると、「やるならせめて俺からにしろよ!」と必死に止めるなど、キャラクター設定がブレブレなのだ。
「感情的で思い込みが激しく、ブチ切れたり従順になったりと情緒不安定に見える瀬能というキャラに対し、ネット上では『瀬能がポンコツに見えるのは、脚本だけでなく横浜の演技力にも問題アリ』『横浜流星の演技力がコント級』『きれいな顔の流星くんがザブングル加藤に見えてショック』『瀬能が厨2病に見えるのはなぜだろうか』『瀬能は絶句するほど演技がアレ』など、厳しい声があがっています」(女性誌記者)
日本では酷評が目立っているようだが、海外の人々の目にはどう映るのだろうか。