俳優の東出昌大が所属していた芸能事務所ユマニテの公式サイトから、東出との契約解消をつづった“異例声明”が消えていたことを2月24日、ニュースサイト「弁護士ドットコムニュース」が報じた。
同記事によるとユマニテは2月15日に代表取締役・畠中鈴子社長の名前で東出との契約解消を発表。しかし、その内容は「感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした」「熟慮の末に、これ以上 共に歩くことはできないという結論に達しました」といった感情的な表現が目立ち、大きな反響を呼んでいた。
その“お知らせ”は2月23日夜に確認した際には消えていたといい、該当ページには「Not Found」が表示されたという。弁護士ドットコムニュース編集部がユマニテ側に消えた理由について24日に質問を送ったところ、同日夜にユマニテが回答。それによると「本人との仕事の引き継ぎや今後のサポート内容などの打ち合わせが完了いたしましたのでHP上から削除いたしました。 今後も追加の引き継ぎなどが予想されるので、これ以上のことは申し上げられないことをご了承いただけると幸いです」というものだった。
ネット上では事務所の回答に納得する声もあったが、一方で《所属タレントが事務所を移るとか辞めるには、様々な事情があるのは当然ですが、事務所が感情的な文章をホームページで発表するのってどうかと思います》《事務所としてまずい対応をしてしまったと思い、慌てて削除したのでは》《東出さんが出直して前へ進むのに邪魔になるような文面でもあるし、いつまでも掲載し続けるものでもないから消したのでしょうか》《東出昌大さんに悪印象を与えるだけの声明だったので削ったのでしょう。訴訟問題になりかねない》などと推察する声が。
「記事内でも言及されていましたが、芸能事務所が所属タレントとの契約解消についてここまで厳しい声明を出すことについて、批判的な声があがっていたことも事実。その理由は『結果的に東出にネガティブな印象を植え付けることになっている』『契約を解消した相手の今後の経済活動を阻害する発言とも受け止められる』『東出は今後の俳優活動に大きな支障を来す可能性が高い』など。近年、芸能事務所は契約解消して独立したタレントに“圧力をかけた”と世間に見られることに対して敏感になっています。ユマニテが早々に声明を消したのも、その点についての対応なのではないでしょうか」(芸能記者)
果たして、真相はいかに。
(柏原廉)