A.B.C-Z・河合郁人が2月27日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演し、ライバル視しているタレントの名前を明かした。
この日、お笑いコンビ・かまいたちの濱家隆一、ピアニスト・清塚信也とともにゲスト出演した河合。“ジャニーズタレントのモノマネをするジャニーズタレント”として新たなポジションを確立し、様々なバラエティ番組に引っ張りだこの人気者だが、濱家を擁するかまいたちのブレイクには嫉妬の思いもあるという。
コロナ禍に突入した2020年以降、時を同じくして売れっ子となった河合とかまいたち。河合は、「かまいたちさんがめちゃくちゃレギュラー番組を(増やしてる)。これ、テレビで言ったことないですけど、今、渋谷凪咲ちゃんとかまいたちさんの仕事が増えると悔しい」と明かし、同じアイドルのNMB48・渋谷凪咲も、その活躍ぶりが気になってしまう存在だと告白した。
自身がブレイクするキッカケとなった“ジャニーズモノマネ”に関して、「ずっとジュニアの頃からやってたんで。バラエティに出るための1個のキッカケとして、まずは特技を活かしたことに挑戦しようと」と語り、「マネージャーさんもたくさんお願いをしてくださって、『ものまねグランプリ』(日本テレビ系)出たんですよ。今まで、モノマネ番組にジャニーズで出る人いなかったですから」と振り返った。
また、「ジャニーズがモノマネ番組に出ると、(モノマネをするタレントの)宣材写真をバンバン使えるんですよ。芸人さんだと似顔絵じゃないですか」と、“事務所特権”に感謝し、俳優・木村拓哉のモノマネをする際も、絵ではなく本人の写真を使えることをアピールした。
河合は「後輩たちが、“河合くんがやってくれたからできるようになったよね”っていう風になりたいと思いますね」とジャニーズのパイオニアとしての目標に言及。30歳を超えてからのブレイクという点にも「今思うと、こんだけ(テレビに)出てなくてよかったかも。20代前半でこれくらいバラエティに出てたら、めちゃめちゃ調子乗ってたと思う。浅くて、すぐにいなくなってる気がする」と語った。
「河合は、木村拓哉やKAT-TUN・亀梨和也、嵐・松本潤、さらには東山紀之など、ジャニーズ以外の事務所の芸人には、マネをすることすら憚られるような面々のモノマネを披露してきました。ジャニーズ史上初となる『ものまねグランプリ』への出場も叶え、将来的な目標には、後輩が進むべきレールを敷くことであるとも口にしています。
壮大な野望を掲げ、宣材写真を利用できる強みや、渋谷凪咲、かまいたちへのライバル意識も匂わせた河合でしたが、ネットからの反応は微妙なものが多く、『河合くん嫌いじゃなかったけど、モノマネで出演が多くなってから、ちょっと勘違いしてるよね』『頑張ってるのはわかる。が、好きではないんだよな~。なんでかはわからん』『え、だって、かまいたちさんと渋谷さんのほうが面白いんだから、そりゃそうでしょ』との声や、『松潤のファンですが、不快。松潤をリスペクトしてるといいながら、いじって利用してるだけ。やめてほしい』『モノマネされる方のファンの皆さんの反応がいいようには感じられない』『実力派のかまいたちや渋谷凪咲と自分を比べられると思ってることが大間違い』『リスペクトを持って物真似してると河合さんは言いますが、バカにしてるとしか思えなかったです』などの反応がありました。“バカにされているようで不快”との悪評は、全てのモノマネタレントが直面する壁ではありますが、河合の場合、その対象がジャニーズアイドルなので、やり方を間違えてしまえば、一気にソッポを向かれてしまう可能性は高いでしょう」(テレビ誌ライター)
とはいえ、そうしたリスクを冒してでも、これまでジャニーズに存在しなかった新スタイルを築き上げた功績は讃えられるべきものだ。
“意識している存在”として名前を挙げられた渋谷凪咲にとっても、河合の言葉は誇らしいものだったと言えるだろう。
(木村慎吾)