お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功が3月3日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演。相方・松本人志の等身大パネルを抱えての登場で、番組史上初となる単独でのMCを任された。
松本は2月18日に新型コロナウイルス感染が判明し、この日の収録は、同番組29年目にして初めて松本不在の中で行われることに。右手で松本のパネルを持ちながらゲスト席を練り歩く浜田は、終始満面の笑みで、「ガハハ!」とテンション高めな様子を見せた。
MCの立ち位置に戻り、松本が不在となったことに関して「(松本の)代わり、言うのもねぇ」と敢えて代役は呼ばずに番組を進めることになったと説明。ダウンタウンの他番組では、松本不在で収録を行ったことはあるが、「ダウンタウンDX」では一度もなく、浜田は「DXは特にね、みんながワァーッてやりながら、(松本が)横からチョコチョコ入れてくるやんか」と、ゲストのトーク中に挟む松本の合いの手が番組の醍醐味であることを示していた。
「浜田は右手で松本のボードをつかんだまま、自身の真隣に置き、番組を進めようとするも、スタッフが普段の松本の定位置へズラすと、すかさず『そんなに離すの!?』と寂しそうにツッコミ。共演者からは『ソーシャルディスタンス!』と指摘され、渋々納得していました。この日の放送回では、松本のパネルの横に立った浜田が終始、上機嫌に進行を務め上げ、品川庄司・品川祐も『なんか今日、浜田さんが少し元気ですね』とコメント。普段とは異なるテンションの浜田は『まぁ、楽しくいきましょうよ!』とスタジオを盛り上げ、松本の不在という初のピンチを乗り越えていました。
これには、ネットから『“松本の代わりいうのもね?”って浜ちゃんが言ってて、誰が見てもその通りなんだけど、相方の立場からしても絶対的信頼を置いて尊敬してるのが伝わってきた』『やっぱり松ちゃんのひと言でいちいちオチがつくって、よくわかったわ』『最近、松ちゃん松ちゃんという話が多いけど、この人も大概スゴイ。きっと努力と気遣いの人なんだろうな』『意外と浜ちゃんのほうが松ちゃん好きで照れるんだよね』『松ちゃんのパネルを“そんなに離すの?”って言う浜ちゃん可愛い』などと、浜田と“松本パネル”のイチャイチャぶりを楽しむ反応が集まっています」(テレビ誌ライター)
なお、異例の放送回となったこの日の「ダウンタウンDX」について、同番組演出を担当したディレクター・田渕草人氏は3月3日更新のツイッターで、「今夜のダウンタウンDXは29年の歴史で初の松本さん無しのDX。松本さんがいないってなった時に浜田さんが『代役はいらん。俺が一人でやる』って。超かっこいい」と、浜田の覚悟が伝わる裏話を打ち明けた。
浜田は、松本以外の芸人の隣に立つつもりはないようだ。
(木村慎吾)