俳優・小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)の第9話が3月6日に放送され、2週間ぶりに「#鎌倉殿の13人」がツイッターの世界トレンド1位に輝いた。
今回の大河ドラマの主人公は、鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)を支えた13人の家臣団による権力パワーゲームを描く。第9話では、源頼朝の一党がついに鎌倉入り。敵対する平家方を捕らえるため、頼朝は和田義盛(横田栄司)と畠山重忠(中川大志)を派遣。祖父・伊東祐親(浅野和之)と八重(新垣結衣)を救うために義時(小栗)と三浦義村(山本耕史)が急ぎ伊東へ向かう。
そんな中、番組のラストで、奥州から馳せ参じた源義経(菅田将暉)と頼朝が対面を果たすシーンが登場、大きな注目を集めた。
「兄との対面を待ち焦がれていた義経が『兄上! 兄上だぁ!』と言って声を上げて泣き出すも、にわかに信じられぬ義時が『何か兄弟である証しのようなものは』と問うと、間髪入れずに義経が『顔、顔! 顔そっくり!』とたたみ掛けるシーンに、SNSでは『どこがやねんってツッコミながら見てましたわ』『いや全然ちゃうって大きな声出ちゃった』などのツッコミが多数書き込まれました」(芸能ライター)
結局、義経が世話になっていた奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)の文が決め手となり、頼朝は生き別れとなった弟を抱きしめ、「よう来てくれた」と号泣する感動の名場面となったが、これも制作サイドの狙い通りと見る声が上がっている。
「第9話のメインは、頼朝と武田信義(八嶋智人)が平維盛(濱正悟)率いる討伐軍と激突する『富士川の戦い』。しかしこの合戦、水鳥が一斉に飛び立つ羽音を聞いて、平家が退却。水鳥が旅立つ原因が義時の父・時政(坂東彌十郎)と三浦義澄(佐藤B作)のケンカがきっかけだったという脚色を加えていますが、どうにも地味。これでは弱いと考えた脚本を担当する三谷幸喜氏が、今作を盛り上げるためにあえて似ていない2人を『顔がそっくり』というセリフを入れることで、視聴者にツッコませたのではないかという意見も上がっています」(前出・芸能ライター)
菅田・義経の登場で、これからますます盛り上がるに違いない?
(窪田史朗)