【愛の、がっこう。】木村文乃“愛実”と田中みな実“百々子”「また今度にするか絶交は」女の友情に思わず胸アツ!
7月31日放送の「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)第4話の意外なシーンで胸を熱くした視聴者がいたようだ。
愛実(木村文乃)がカヲル(ラウール)と接触していることを川原(中島歩)から聞いた百々子(田中みな実)は、もうカヲルとは会わないほうがいいと助言する。それを聞いた愛実は「もう保護者ヅラしないで」と百々子に反発。2人は険悪なムードでその日は別れた。
かつて同じ会社に勤めていた恋人から別れを切り出され、ストーカー行為に及んで警察から注意を受け、海に身を投げた過去がある愛実のことを、放っておけない百々子の気持ちはよくわかる。何かと世話を焼いて口を挟んでくる百々子のことを「うっとうしくてうるさい」と思う愛実の気持ちもまた、非常によくわかる。女性同士の友人関係にありがちな「友情ゆえ」の気持ちの行き違いは「絶交」に発展することはよくあることだ。
しかし愛実と百々子は違った。
百々子は愛実に「もう、一生電話しないでおこうと思ったんだけど」と電話をすると、愛実もまた「もう、一生出ないでおこうと思ったんだけど」と言いながら電話を受ける。これ以上は干渉しないと言いながらも百々子は、カヲルが働く店の松浦社長(沢村一樹)が刑務所に入っていたことがあると伝え、ホストクラブの「危なさ」を再度忠告する。聞いていた愛実は涙しながら百々子に「ありがとう」と言うと、「やめてよ、お礼なんて。また仲直りしちゃうじゃん」と百々子。「せっかく絶交しようと思ってたのにね」と愛実が笑うと、百々子は「また今度にするか、絶交は。じゃあ」と言って電話を切った。
何気ない仲直りのシーンだったが「また今度にするか、絶交は」にグッときた人が少なくなかったようだ。
スネに傷を持つお堅い高校教師を演じる木村も、テレビのニュース番組の責任者として切り盛りする頼もしい女性を演じている田中も、今作が代表作の1つになるのではないだろうか。
(津島修子)
