新型コロナワクチン3回目の接種が進められていますが、これから接種をするという場合、過去に副反応に困った経験のある人は、備えとして次のようなアイテムを用意しておきましょう。
かくれ脱水委員会副委員長で麻酔科の医師でもある谷口英喜さんは、「体温計、氷枕、氷、解熱鎮痛剤、飲料水、食料、経口補水液」の7つを準備しておくことを勧めています。
体温計は、接種後に高熱が出ることもあるため、すぐに測れるように。熱が出たときのために氷枕や氷、アセトアミノフェンを成分とする解熱鎮痛剤も欠かせません。さらに、脱水を起こすリスクに備え、普段より多めの飲料水のストックも必須なんだとか。
食料は、カロリーがあるものを準備。ゼリー飲料などは、食欲が落ちても手軽に栄養補給できますね。また、食事量が減る場合は、栄養を効率よくエネルギーに代謝してくれるビタミンB群の多い豚肉、鶏肉、サバ、卵などや、高熱で起こる炎症を抑えるビタミンCの多い柑橘系のフルーツジュースなどがいいそうです。
脱水を防ぐためには飲料水の他、経口補水液も役立ちます。脱水の緩和には、真水や糖分が多量に入った飲料ではなく、塩分、カリウムが最も効率的に腸から吸収される濃度で含まれた、経口補水液を飲むことがよいそうですよ。
ちなみに、経口補水液を飲むと副反応がマシになるという現象は、「当てはまる場合がある」と谷口さん。脱水を起こすと痛みが増強されることもあるそうで、症状の緩和のために、脱水症に適している経口補水液が役に立つ可能性があるそうです。
これからワクチン接種を控えている人は、これら7つのアイテムを準備しておきたいですね。