このままでは伊藤沙莉がピンチに陥るのではないだろうか。しかも自身の演技力の高さに首を絞められるという、なんとも言いようのない結果が見え始めているのだ。
3月28日に最終回を迎えるドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)。最終回の直前回となった3月21放送の第11話では、菅田将暉演じる久能整の出演シーンは総合計でたったの約90秒。原作漫画でも整(菅田)が登場しない[episode2,5]「横浜連続殺人事件」だったため、整が登場しないのは致し方ないのかもしれない。しかし整が登場しない代わりと言わんばかりに原作漫画には3コマしか登場しない伊藤演じる風呂光聖子がほぼ出ずっぱりだったため、ネット上では「風呂光アレルギー患者」が続出。さらには風呂光を演じている「中の人」である伊藤に対するアレルギーを口にする視聴者も急増しているのだ。
「3月14日放送の第10話ラストでは、原作世界をぶち壊すような風呂光のセリフのオンパレードだったため、視聴者は先週から風呂光にイライラしていたようです。ライカ(門脇麦)との別離を受け入れようとしている整に対し、風呂光は『久能さん、寂しくないですか?』『あの、私が友達になってあげます』『刑事としてでなく、1人の人間として久能さんに接したいというか』『では、そういうことで』と恋心を抱いているがゆえに立て板に水のごとくイッキに話すのですが、原作からかけ離れた展開に呆然となった視聴者が続出。そんな下地があっての第11話でしたから、整は登場しないのに風呂光がバンバン登場したら、それだけでイライラ度が増すのも当然でしょう。
しかも伊藤は親近感が湧く容姿で演技が巧い。上白石萌音・萌歌姉妹も同様ですが、こういうタイプの女優は1度同性からアレルギー反応を起こされてしまうと、なかなかそれが治らない傾向があるので、伊藤の女優としての今後が心配でなりません。『いいね!光源氏くん』(NHK)の放送時は、伊藤が演技達者なせいで撮影現場のオフショット写真や番宣用SNSを更新するたび、恋人役を演じた千葉雄大に対して『ガチ恋している』と勘違いされて大変でしたからね」(女性誌記者)
続編や映画化が噂されている「ミステリと言う勿れ」。「売れない子役」から「売れっ子女優」へと成長した伊藤が演じる風呂光の立ち位置を、フジテレビには再検討してほしいものだが。