今年2月に「ルール違反した息子のゲーム機をバキバキに折った」と新聞のコラムで明かし、ネットで大炎上したのは、バイオリニストの高嶋ちさ子である。
短気な性格で知られ、「ゲーム機バキバキ事件」のほか「相手に電話してワンコールで出ないと激怒する」「番組ADが仕事を辞めようとしたほど叱り続けた」といった数多くのブチ切れエピソードを持つ。
ところが、意外やテレビ業界では彼女を「ブチ切れキャラ」として重用する傾向が出てきたという。キー局のディレクターが語る。
「とりあえず高嶋さんに出てもらって、キレてもらえれば、バラエティ的には成功ですよ。最近、高嶋さんや脊山麻理子さんといった『本気でキレる人』の名前が会議でよく出てきます。これから、ブチ切れキャラの出番はもっと増えるでしょうね」
このところ、バラエティ界ではネットの反応を見計らい、「暴言キャラ」のニーズが高まっているという。
アメリカ大統領選挙で「暴言王」ドナルド・トランプが旋風を巻き起こしている中、高嶋が日本で「暴言女王」として君臨する日も近いかもしれない。
(白川健一)