3月20日に最終回を迎えた阿部寛主演の「DCU」(TBS系)。TBS系列の老舗ドラマ枠である「日曜劇場」の115作品目となるこの作品は、海上保安庁全面協力のもと、ハリウッドの大手制作プロダクションとタッグを組んだオリジナルドラマという盛大なふれ込みでスタート。ところが、初回こそ出演者が海に潜り、サブタイトルである「手錠を持ったダイバー」らしいシーンがあったものの、その後は事件現場が水族館⇒温泉⇒ホテル客室の内風呂へと変化。ネット上では2022年冬ドラの中で「もっともがっかりしたドラマ」ともささやかれている。
そんな声を踏まえた上で、一部では「DCU」の新しい楽しみ方がじわじわと広がっているようだ。
「それは出演者をあだ名で呼び、どんな活躍がよかったかを振り返るというもの。DCU隊長・新名を演じる阿部は『隊長』、新名の元相棒で国際テロ組織・ブラックバタフライと関係がありそうな成合を演じる吉川晃司は『モニカ』、海保ナンバー2のエリート上官・早川を演じる春風亭昇太は『笑点』、DCU中堅隊員・大友を演じるお笑いコンビ・土佐兄弟の有輝は『兄弟』、実は新名の命を狙っていた笠原を演じる岡田浩暉は『トゥービー』、法医学教授でありながら成合隆子を殺害した真鍋を演じる角田晃広は『03』と呼ばれ、全員のあだ名の理由を理解できる人は、残念な終わり方をした『DCU』を『笑ってよし』とされているようです」(女性誌記者)
新名の現相棒・瀬能を演じる横浜流星、DCU副隊長・西野を演じる高橋光臣、DCU中堅隊員・森田を演じる岡崎体育は、それぞれ本名で呼ばれているようだが、高橋に関しては「第8話できれいなヒップを披露した男」として、世間にしっかり名前を覚えてもらえたようだ。