7月1日、16.17シーズンのフィギュアスケートGPシリーズの出場選手が発表された。注目は、今期シニアデビューする多くの有望選手たちだ。
「男女あわせて全14選手中、シニアデビューの選手が4名。女子3名、男子1名です。男女ともに、それぞれがジュニア時代に活躍してきた実力選手です」(スポーツ紙記者)
15年の成績を見てみると、女子は世界ジュニア選手権3位の樋口新葉選手。スケート連盟の強化B選手ながら昨年のジュニアGPシリーズで銀メダルを2回獲り、ジュニアGPファイナルに出場した三原舞依選手。同じく強化B選手で、ジュニアGPシリーズで銅メダルの松田悠良選手。男子は全日本ジュニア優勝、ジュニアGPファイナル銅メダルと、宇野昌磨選手としのぎを削ってきた山本草太選手だ。
「シニア2年目の永井優香選手もあわせて若手選手が多いのは、平昌五輪を前に少しでも経験を積ませて、ポスト浅田、ポスト羽生を狙える選手を育成したいというスケート連盟の思いでしょう。最近の若手選手はシニアデビューから活躍するような、技術でも表現力でも優秀な選手が多いですから期待できますね。逆に、昨シーズンはいい成績を残せなかった村上佳菜子選手などは今シーズンの挽回が望まれます。とはいえ、選手層に厚みが出ることは、フィギュアスケート界の今後にとっていいことではあるのですが」(前出・スポーツ紙記者)
若手とベテランが真っ向勝負! 今シーズンも、氷上の熱い闘いから目が離せない。
(芝公子)