7月1日、16.17シーズンのフィギュアスケートGPシリーズのエントリーが発表された。注目の浅田真央は初戦のアメリカ大会と中盤のフランス大会での出場となる。
「10月21日から23日のアメリカ大会でまず足慣らし。そこで今シーズンの様子を見て3週間ほど調整してフランス大会(11月11日から13日)へ。フランスには“MAOファン”も多く実力を発揮しやすい環境が整っています。とはいえ、アメリカ大会にはロシアのリプニツカヤ選手、アメリカのゴールド選手やワグナー選手といった強豪たちが顔を揃えますから、初戦は厳しい試合になることは間違いありません」(スポーツライター)
しかし、そのアメリカ大会は浅田選手にとって好条件もある。
「先シーズンは、今まで戦ったことのない若い選手の台頭があったことが調子を狂わされた理由の1つだと思います。その意味では、初戦のアメリカ大会はワグナー選手やゴールド選手などお馴染みの顔ぶれ。日本勢も、女子は浅田選手を姉のように慕う村上佳菜子選手がエントリー。男子も、アメリカでスケートを始めて、浅田選手の母がきっかけとなって日本選手として出場するようになった村上大介選手や、浅田選手に声をかけられたことがきっかけでスケートを始めた宇野昌磨選手など、浅田ゆかりの選手が勢ぞろい。日本勢の顔ぶれを見ても浅田選手がリラックスできる布陣なのです」
チームJAPANの相乗効果で、すべての日本選手の活躍を期待したい。
(芝公子)