女優の川栄李奈が3代目ヒロインを務めているNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第105話が3月30日に放送。ヒロイン・ひなたの恋人だった五十嵐文四郎(本郷奏多)の突然の告白に、ネット上には大きな反響が寄せられた。
ハリウッドからのアクション監督アシスタントとして10年振りにひなたの前に姿を表した五十嵐。この日の放送ではハリウッド映画「サムライ・ベースボール」のオーディションを全て終えた五十嵐がひなたに「2人で飲みに行かない?」と誘う。
バーのカウンターに並んで座りながら五十嵐は、「ひなたがいなかったら、今の俺はなかった。ひなた、ありがとう」と感謝の気持ちをひなたに伝える。さらに「久しぶりにひなたと会って、ひなたと話して、やっと決心がついた」と何かを決意したことを告げると、居住まいを正すひなたに対して五十嵐は「ひなた、俺‥‥結婚するよ」と衝撃告白。相手は映画の衣装担当・デイジー‥‥という展開だった。
ネット上では《ドラマなので、2人の再会があればそのまま結婚も‥‥と期待はしたけれど、良くも悪くも裏切られた感》《文ちゃんとひなたが再びお互いの好意を確認して、ひなたはアメリカにというストーリーを勝手に描いていた》《五十嵐から「話がある」と言われてお化粧してドレスアップして行ったひなたが可哀想でした》など、ひなたの相手が五十嵐ではなかったことを残念がる声もあったが、一方で《まぁ、別れてから10年、お互いに連絡を取り合おうともしなかった2人が、運命的に再会したからといって結ばれるなんてことは、非現実的ではある》《ひなたちゃんの変な未練みたいなものが断ち切れてよかったんじゃないかなーと、個人的には思っています》など現実的な展開に賛同する声も多かった。
「結果的に3代目ヒロインのひなたは現代の女性らしく、恋愛や結婚を幸せの到達点とせずに仕事に向き合い、充実している女性として描かれています。ドラマは4月8日に最終回を迎えるので、放送回数も残り少ない中、ひなたに新たなパートナーが現れる可能性は低いでしょう。
これまで朝ドラのヒロインは結婚を経験したり、恋人などパートナーがいたりする状態で最終回を迎えることがほとんどだったのですが、ひなたのように未婚でパートナーもいないまま終わりそうなパターンはあまりありません。最終回までにどんな展開になるのかはまだわかりませんが、珍しいヒロイン像が提示されるかもしれません」(芸能記者)
ドラマでは2025年までが描かれる。ひなたの残りの人生はどのように展開するのだろうか。
(柏原廉)