お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が4月9日放送の「人生最高レストラン」(TBS系)に出演し、自身のお金にまつわる教育方針を語った。
2001年に結婚し、3人の子供を育てる加藤は、父親として「早く自立してほしいと思ってるくらいだから」と語り、日頃から子供たちには“親をあてにするな”と伝えているという。
さらに、「もし、パパが今、仕事なくなっても、テレビに出ちゃったからアルバイトも出来ないし、多分もう働けないと思う。だから、お前たちが早く自立して、パパの老後を助けてくれって」と語る加藤だが、サバンナ・高橋茂雄は「金あると思ってますよ」と子供たちの思いを代弁した。
しかし、加藤は「俺、大体、今はこれくらいの貯金だって子供たちに言うもん」と打ち明け、子供には「でもな、そのお金は老後にパパとママが自由に使うから、全部使い切って死んでいくから、何もないよ」と説明しているという。
続けて、「家も全部売ると。それを売って、(子供が)大きくなったら、ママと2人でちょっと狭いマンションに引っ越すから、何も残らないからお前ら頑張れよ、と。金なんて一瞬で使えるからな」と教え込んでいると明かした。
「加藤は昨年4月、長く在籍した吉本興業を離れましたが、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)の総合司会やCM出演など、以前と変わらずに多忙な日々を送っています。そのキャリアにおいては、相方の不祥事によるコンビ解消の危機や、吉本との軋轢など、様々な試練があり、常にそんな局面を乗り越えてきました。そうした背景からか、子供には“自分の貯金をあてにせず、むしろ老後の生活を助けてくれ”と伝えているのだとか。
ネット上ではこの教えに対して『お金の独立を促す姿勢は必要だと思います』『冷たく感じるけど、教育としてはとてもいいと思います』『それでいいと思う。親が芸能人で、子供を甘やかして好きにお金を使わせて、ろくでもない人間に育ってしまったってこと結構あるよね』『正解・不正解は別にして、子供に覚悟をさせておくことは大切だと思う』『そりゃウソでもそう言わないと子供はなかなか自立しなくなっちゃうからね』などと好意的な反応が多く寄せられています。お笑い界では、明石家さんまも娘でタレントのIMALUには財産を残さず、貯金は全て国に寄付する考えを表明しており、加藤と同じく、自分のお金をあてにしてほしくないという思いがあるようです」(テレビ誌ライター)
子供たちを愛するが故の教育方針なのだろう。
(木村慎吾)