お笑いタレント・明石家さんまが4月11日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演し、妻で女優・大竹しのぶによる徹底したコロナ感染対策を嘆くひと幕があった。
12年ぶりに同番組のゲストとして登場したさんまは、身内で開催された長男・二千翔さんの誕生日会に招かれた際の切ないエピソードを紹介。多くのレギュラー番組を抱える超多忙のさんまだが、愛息子の誕生日パーティということで、「なんとか仕事をズラして、雨の降る中、行ってあげたのよ」と振り返った。
しかし、さんまが大竹の家の玄関でインターホンを鳴らし、中に入ろうとすると、大竹から「待って!」と止められ、「そしたら、玄関で抗原検査させられてん」と嘆き。新型コロナウイルスへの感染予防対策にぬかりのない大竹ではあるが、さんまは「向こうから(誕生日会に)来てっていって、こっちは何の症状もないねんで? 袋にツバを入れさせられてやな、渡したら、『(唾液の量が)足りない』って。雨の降る中で『5分待って!』『10分待って!』って」と、なかなか入室が許可されなかったという。
さんまは「二千翔のプレゼントにやな、新しい靴をプレゼントしようと思って。そのおそろいの新品の靴を履いていったんや。そしたら、雨でビシャビシャや!」と嘆き、二千翔さんとそろえたシューズも雨の中の抗原検査による犠牲になってしまったようだ。
「普段からバラエティ番組の収録現場で多くの関係者や共演者と仕事をせざるを得ないさんまですから、大竹による玄関先での抗原検査はコロナ禍においては賢明な措置だったかもしれません。ネット上には、このエピソードに対し、『同居の家族ではないんだから、ある意味プロ意識の高い対応で感心した』『しのぶさんの対応が正解なんだと思う』などの反応があったほか、『相変わらずのマイペースだな、しのぶ』『子供のことをいちばんに考えた親の行動、さんまさんにはちょっと気の毒だったけど、きっといい思い出になるね』『おそろいの新品の靴を持っていったんや ええ話や』『さんまさんがいかに二千翔さんを大切に思っているかが伝わる素敵なエピソード』『今も仲がいい、いつ聞いてもホッとするご家族ですね』など、現在でも良好な関係を築く姿に感銘を受ける人も多かったです。また、仕事をズラしてでも誕生日会に駆けつけるさんまの行動力には『こんな気遣いのできる男性いる?』『本当に優しい人』と驚くリアクションも集まっていました」(テレビ誌ライター)
二千翔さんにとっても忘れられない誕生日会になったにちがいない。
(木村慎吾)