お笑いタレント・土田晃之が4月10日放送のラジオ番組「日曜のへそ」(ニッポン放送)に出演し、6月19日開催の格闘技イベント「THE MATCH 2022」(東京ドーム)の高額なチケット代に驚いてみせた。
RISE世界フェザー級王者・那須川天心と、K-1スーパーフェザー級王者・武尊が激突する同イベントは、史上最高のドリームマッチとして、多くの格闘技ファンが注目する一戦だ。
過去に「アメトーーク!」(テレビ朝日系)で「キックボクシング大好き芸人」を持ち込み企画したこともある、大の格闘技ファンの土田は「いろいろなところのパイプを使って、チケットを取らなきゃと思っていたんです」と語るも、ある壁にぶつかったという。
当初、この世紀の一戦を生観戦することを熱望していたものの、後輩からチケットの価格を聞き、愕然。土田は、一般的な格闘技イベントのチケット代について「高いところで20万円ぐらいだと思うんですけど」としつつ、「(天心VS武尊は)いくらだと思います?」と語りかけると、最も高額な最前列チケットは「300万円」だと説明した。
相場の10倍以上の値段ということで、「それ聞いたら、行かないって決めた。もう嫌だと思って」と嘆く土田。最も安い座席であれば、1万5000円で購入できることも伝え、「空気感を味わいたい方は、1万5000円の席でも」と勧めた。
土田自身は「(生観戦に)行きたいですけど、席によるな。300万円は、いい車が買えるもんね。国産のいいやつ買えますもんね、外車のちょっとしたやつも買えますもんね」と、やはりその料金の高さに迷っている様子。しかし、「それだけのメガイベントなんですね。大きな大会ということ。あまり興味ない人もぜひ見ていただきたいなと思います」とし、幅広い層に視聴を呼びかけた。
「4月9日に開催されたWBA&IBFの世界ミドル級王座統一戦、ゲンナジー・ゴロフキンVS村田諒太も大きな注目を集めましたが、最も高額なリングサイドA席でさえ22万円でした。天心と武尊の知名度も相まって、『THE MATCH』はそうしたビッグマッチを遥かに凌ぐ値段となり、ネット上では『確かに高すぎる』『この対戦カードは格闘技ファンからしたら有り難いし、見てみたいのは事実やけど、なんかなぁ、と思ってしまう』『とてもじゃないけど、チケット代がイベントに見合う金額とは思えません』『東京ドームで後ろのほうの席で見るくらいなら、テレビで見たほうがいい』『チケットに300万円出すぐらいやったら、部屋を防音設備にリフォームして100インチくらいのTV買って観戦します。最初の1発で勝負ついたらどうすんの?』など、土田と同じく嘆きの反応が大半に。同試合はフジテレビでも生放送される予定となっており、コアな格闘技ファンでもない限り、自宅のテレビで観戦するほうが無難かもしれません」(テレビ誌ライター)
“日本格闘技史上最高の一戦”とも謳われる夢の対決だけに、そのチケット代も前代未聞の価格となってしまったようだ。
(木村慎吾)