今田美桜主演ドラマ「悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」(日本テレビ系)の初回が4月13日に放送され、平均視聴率は8.5%だった。
一流商社である近江物産にコネ入社したやる気だけは満々、元気で酒豪の主人公・田中麻理鈴(今田)は、ダメ社員を集めた座敷牢と呼ばれている資材管理室に配属される。そこには、近江物産でいちばん出世した女社員だった先輩社員・峰岸雪(江口のりこ)がいた。懐いてくる田中に峰岸は、出世のコツを教えることになる。
原作は、32年前の1988年から連載された深見じゅん氏による漫画「悪女」。92年に同局でドラマ化された時は、石田ひかりが主人公を演じた。22年版では、田中が次に配属される人事部の課長・夏目聡子役で登場する。
微妙な数字でのスタートとなったが、視聴者からはネット上に「こういう前しか見てない感じの根性もの好きだな。昭和世代なんで」「麻理鈴! 心が洗われる~元気になる~これは、おもしろいドラマだ!」「こんなご時世だから、底抜けに明るく元気な女の子の姿を観るのも悪くない」など、好印象の感想が数多く書き込まれている。
「田中は峰岸から“会社清掃員の名前を覚えて挨拶する”“重役全員の顔と名前を覚える”“社史を覚える”などのミッションを課せられます。それをクリアする田中は、出世街道を進んでいくのですが、現実でも社員として、人として、スキルアップできるヒントが、今後もちりばめられていくのだと思います」(テレビ誌ライター)
週中のちょっとお疲れが出る水曜夜に、元気をもらえそうなお仕事ドラマのようだ。