お笑い芸人・加藤茶の妻でタレントの加藤綾菜が4月13日放送の「ポップUP!」(フジテレビ系)に出演し、夫が初めて泣いた日を振り返った。
綾菜は2011年、まだ大学に在学中だった23歳の頃に加藤茶と結婚。45歳の年の差婚となり、大きな注目を集めたが、綾菜は「とりあえず、凄かったんですよ、バッシングが。2~3年で10万件くらい。トンカツがいちばん言われましたけど。そんなものばかり食べさせて、野菜食わさずに殺そうとしているとか。もうすごく怖くなって、日本中の人、全員に嫌われてるくらいな気持ちになって」と打ち明けた。
綾菜が夫を献身的に支える様子が広まると、徐々にそうした中傷も減っていったというが、その後は、45歳という年の差による別の苦悩に直面することに。
綾菜が30歳になり、彼女の周囲に子供を出産する人が増え、綾菜も茶と「どんな名前にしようかを話し合っていた」というが、産婦人科では「男性が高齢で既往歴がある場合、体への負担は小さくない」との説明が。しかし、綾菜はそれを茶に伝えることができずにいたという。
そうした中、綾菜が茶と一緒にある子ども番組を鑑賞していた時のこと。「私がめっちゃ感動して泣いていたら、『ごめんね、子どもいなくてごめんね』って、カトちゃんが泣いたんですよ、初めて」と回想した。そのタイミングで綾菜が産婦人科からの先の説明を伝えると、茶は「僕の体がボロボロになってもいいから、あやちゃんが欲しかったら(作ろう)」と提案。しかし、綾菜は「びっくりして、それでやめようと思ったんです。こんなに思ってくれて、これからできるものよりも、目の前にいるカトちゃんを120%大事にしたいって瞬間的に思って」と妊活をやめるに至った経緯を明かしていた。
「加藤茶は、2006年に大動脈解離で緊急入院し、一時は仕事復帰が困難ではないかとも心配されるなど、大きな病を患った経験があります。それからおよそ5年後に45歳下の綾菜と電撃婚を遂げ、世間を驚かせるも、子どもをもうけるには至らず、今回のエピソードには世間から『辛いこといっぱいあったぶん、いっぱい幸せになってほしいです。ここまで旦那さんに尽くせるってすごい!』『優しくお互いを思いやってる素敵な夫婦を陰ながら応援したい気持ちになりました』『2人で考えて、2人で出した答えが、2人にとって正解です』『あのバッシングを乗り越えた綾菜さんは凄いと思うし、今は本当に幸せそう。子供がいることが全てではないと思うので、どうか2人でこれからもずっと幸せでいてほしい』『互いの愛情、思いやりを感じ、心に刺さりました』などと応援する声が続出。『あなたは最高のカトちゃんのパートナーですね。本当に凄いと思いました』『ご主人を心の底から愛してるのが伝わります』などと感動する人も多かったようです」(テレビ誌ライター)
多くの試練があった2人だが、そうした逆風こそが夫婦の絆をより一層と深めたのかもしれない。
(木村慎吾)