横浜国立大出身の高学歴タレント・福田萌が「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)で自身の子供への英才教育法を語り、専門家から「ニートになる恐れがある」とバッサリと斬られたことは記憶に新しい。
以前にも福田は「学歴は努力の証明書」という迷言を発して大炎上。「私たち夫婦は、親の用意してきた道を歩んできたのではなく、学歴をつかみとってきたという誇りがある」と言ったことから、ネット上で「安っぽい自慢」「親のおかげと気づけ」と非難を浴びたばかりだった。
番組内で「ニートになる」と指摘されたように、実際、福田のような高学歴ママの教育熱心さが、返って子供をダメにするケースは多いという。
たとえば、受験指導30年のプロ・小林公夫氏の著書「高学歴な親はなぜ子育てに失敗するのか」(中公新書ラクレ)によると、学者、医師、法曹関係といった家柄でなく、自らの努力で高学歴を勝ち取ったタイプの親が陥りやすい子育ての誤りには、次の5つの傾向があるという。
1.「私の子どもが馬鹿であるはずがない」
2.知育優先で、しつけを軽視してしまう
3.情報に流されて自分で分析できない
4.「公立は駄目だから私立」という意識
5.子どもの目的意識の欠如に気づかない
また、同じような高学歴の親ばかりと接していると、似た価値観を持っているせいか、余計にこれらの誤りに陥りやすい傾向になるとも指摘しており、こういった親自身の環境にも気をつけるよう注意を促している。
奇しくも先日、福田は大学の先輩で、元THE YELLOW MONKEYの吉井和哉と結婚、妊娠を発表したばかりのタレント・眞鍋かをりについて、「ママ友というのはおこがましいですが、ママとして一緒にお話ができたら」と語っていた。
高学歴ママである二人が、上記で指摘されたような誤りにくれぐれも陥らないことを願いたいものだ。
(佐藤マコト)