“性加害”報道で名前が挙がった、映画監督の園子温氏。かつて手がけたドラマでも、出演女優との間に軋轢が生じていたのではないかと報じる記事が(4月14日配信記事より)。
複数の女優への“性加害報道”が波紋を呼んでいる映画監督の園子温氏。園氏がメインで演出を手がけた13年のドラマ『みんな!エスパーだよ!』(テレビ東京系)にヒロインとして出演していた女優・夏帆が当時、同氏の演出に困惑していたことを4月11日、ニュースサイトの「東スポWeb」が報じた。
同記事によると、夏帆はデビュー以来、清純派女優として人気を集めていたが、同作で演じたのはヤンキーの女子高生役。さらにアンダーウェアを見せるシーンや性的なセリフもあったことを当初は聞いておらず、所属事務所ともども困惑したという。
その後、ドラマは15年に映画化されたが、夏帆はオファーを受けることはなく、映画版で同じ役を演じたのはオーディションで選ばれた当時駆け出しの池田エライザ。夏帆にとって同作は“黒歴史”かもしれないと記事は締めている。
ネット上では《アンダーウェアが見える蹴りシーンがあった。清純派だからびっくりした》《夏帆が出るんだって聞いて意外に思ったもん》といった声もあったが、《「みんな!エスパーだよ!」って原作あるし普通にそういう話だったよね。そういうシーンがあるとは知らなかったって無理がありすぎない?》《園子温の映画断ったっていっても、ほかの作品もなかなかだよ。この人は路線変更に必死なんだと思ってた》といった声も。
「同ドラマの原作漫画はもともと艶ネタ全開のサイキック・コメディです。オファーを受ける前に本人も事務所も原作を確認していないというのは考えにくい。加えて、夏帆自身が20代前半はイメチェンをはかっていた時期であったことをインタビューで告白しており、12年のドラマ『ヒトリシズカ』(WOWOW)では闇を抱えた少女を演じ、14年の映画『パズル』では殺人ゲームに興じていく女生徒を演じ、全身血まみれの姿も見せました。
『みんな!エスパーだよ!』映画版の降板は、同年に映画『海街diary』に出演していたからだとも言われています。『海街diary』は『みんな!エスパーだよ!』より早い6月13日に公開。高い評価を得て、夏帆もその年の『日本アカデミー賞』で優秀助演女優賞を受賞。映画のイメージを覆さないように年内はほかの作品で過激な役は控えたとも考えられます。
夏帆はその後、17年に園監督のドラマ『東京ヴァンパイアホテル』(Amazonプライム・ビデオ)で主演を務めていますし、園監督の演出が嫌だったとは考えづらいのでは」(芸能記者)
夏帆の心中やいかに。
(柏原廉)