女優の水原希子が、4月14日発売の「週刊文春」で、芸能界における性加害についての発進は、大きな反響を呼んだ。
その中で、自身が主演したネットフリックス配信作「彼女」に、艶シーンにおける撮影サイドと演者の橋渡しをする“インティマシー・コーディネーター”の導入を提案した理由を4月21日発売の同誌で明かしている。
それによると「彼女」のプロデューサーを務めた梅川治男氏が、導入発案のきっかけだったという。
水原によると梅川氏は、撮影入り前の食事会で、出演女優の太腿に触れていたそうだ。そのハラスメントまがいの行為を目撃し「この人は危険だ」と思ったという。その後、すぐにネットフリックスにインティマシー・コーディネーターの導入を提案したそうだ。
梅川氏といえば、性被害問題提議のきっかけとなった園子温監督の映画「愛のむきだし」や「ヒミズ」などの作品に携わった人物。梅川氏自身も性被害を訴えられていた。
「ネット上では、水原が導入したシステムに対し『インティマシー・コーディネーター導入は当然となることを願います』など賛同の声が多数書き込まれています。さらに水原に対しても『力強く応援しています』との声が。その反面、水原のルーツについて母親が韓国人であることに対する、心ない言葉も浴びせられています。水原は自身のSNSで『(中傷は)私が半分韓国だから…』と訴えました。芸能界の悪しき部分を、勇気を持って告発した彼女の、出自に対する中傷もハラスメントであると気付いてほしいですね」(女性誌記者)
文春の取材に対し、梅川氏は回答していないという。プロデューサーとして、きちんと答える責任があるのではないだろうか。