春はまだ寒暖差が激しいことから、「手足やお腹が冷える」「朝、スッキリ起きられない」「疲れやすい」「風邪などの不調を起こしやすい」「代謝が低下し、太りやすい」といったことがよくありますよね。
そして、これら“冷え”による悩みは、大人だけのものではないようです。大人も子どもも、冷えによる不調に悩まされないようにするには、生活に次のような工夫を取り入れるのがオススメです。
■運動習慣をつくる
体温を調節する役割を担う筋肉は冷えの予防・改善に欠かせませんが、運動不足による筋力低下は、冷えの大きな原因となります。筋肉は使わなければ減退してしまうため、きついトレーニングをたまに行うのではなく、散歩や徒歩での移動など、取り組みやすい全身運動を続けることが大切です。手足を大きく動かすように意識して取り組むと、何気なく動くよりも運動効果を高めやすくなりますよ。
■腹巻を着用する
内臓を守るために血液が集まるお腹周りを意識的に温めることで、温められた血液が全身に巡ってよい循環をつくることができます。厳しい寒さで腹巻だけでは冷えてしまう場合は、ホッカイロを活用するのもよいでしょう。腹巻の上にカイロをつければ、熱過ぎないようにお腹を守る役割も果たしてくれます。
■食事を見直す
冷えにくい身体づくりには、食事の改善も欠かせません。中でも、朝食は最重要です。1日のスタート時点で体温を上げておくために、朝食は欠かさずに取りましょう。その際、筋肉のもととなるたんぱく質や腸内環境を整える発酵食品、温かいスープ、スパイスなどを意識して取り入れると、朝のコンディションを整えやすくなります。
冷えの予防・改善は、体調管理や日々の過ごしやすさに直結する重要なファクターです。体内がポカポカと温かく、脳や内臓機能が活性化している状態を維持することで、毎日をスッキリ前向きに過ごすことができるのです。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)