土屋太鳳主演ドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系)が、4月21日にスタートし、平均視聴率は7.3%と微妙な船出となった。
同作は当初、4月14日の初回放送予定だったが、新型コロナウイルスによって制作スケジュールに影響があり、1週間の延期を余儀なくされた。
原作は、漫画家・こやまゆかり氏による同名コミック。主人公・篠原佐都(土屋)は母と2人で大衆食堂を切り盛りし、幸せな日々を送っていた。店の常連客だった深山健太(松下洸平)と恋仲になった佐都は、健太からプロポーズされ、喜んで受け入れる。
ところが健太は、江戸時代から続く「深山家」の次男で御曹司。当主の圭一(石橋凌)は、佐都が気に入らない。健太の兄弟たちからも様々ないじめに遭うのだった。
視聴者からの感想としては「ギャグドラマとしては最高におもしろい仕上がりだと思う」「わかりやすいストーリーで面白かった」など好意的な意見もあったが、原作を既読している人からは「成金ならわかるけど、数百年続いたやんごとなき名家には全く見えない。原作バカにしてます?」「原作は芦屋が舞台なので、それなりに豪華な雰囲気があった。なぜか関東の普通の金持ちに変わってしまい、がっかり感が半端ない」など不満の声がちらほら。
「原作の佐都はこざっぱりとした清潔感のある女性です。しかしドラマでは、格差を強調したいのか、底が剥がれたサンダルを履かせ、服装も超地味。また、名家の人は、着物にピアスはしません。何だかツッコミどころ満載です」(テレビ誌ライター)
次回は、健太の幼馴染・立花泉(佐々木希)が秘書として登場。さらなる波乱が起こりそうだ。