女優の広瀬すずが5月8日、俳優の松坂桃李とともに13日から公開されるダブル主演映画「流浪の月」試写会イベントに出席。女優を続けてきた“原動力”について語った。
同作は20年の本屋大賞に輝いた凪良ゆう氏による同名小説を原作としており、15年前に誘拐事件の“被害女児”だった過去を持つ女性とその事件の“加害者”とされた青年との関係を描いた物語。
試写会には新社会人が約50人招待され、2人へ直接質問するコーナーも。広瀬は女優という仕事について質問され「『すごくこの仕事をしたい!』というよりは姉が先にやっていたので、後からついていった感覚」と告白。仕事をやり始めた頃、楽しいのはファッション関連のものだけで「いつ辞められるのかな?」と考えていたという。
しかし、「女優を辞めても私には何も残っていない」と気づき「“負ける”ことが悔しくて、できないことや中途半端なことがあるのが悔しかった。なので、簡単に言うと“勝つ”までやろうと」と思い至ったという。広瀬は最後に仕事について「自分が満足するまで、とりあえず悔しいからと思って続けた。だから気合!」と新社会人にエールを送った。
ネット上では《気性的にはどちらかというと武闘派兼スポーツウーマンのすずちゃんらしいコメント》《成功して輝いて見えるすずちゃんでさえ、実は気合と負けん気で乗り越えていたんだね》《結局、芯の強さが成功への第一条件》などの感想の声が寄せられた。
「広瀬は自他ともに認める負けず嫌いな性格で、18年に上梓したフォトエッセー本のタイトルも『負けずぎらい。』でした。
本人は『できないままでいる自分が許せない』そうで、10代で主演を務めた16年と18年の映画『ちはやふる』シリーズでは百人一首、17年の映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』でもチアダンスが完璧にできるようになるまでやらないと気が済まなかったとか。プライベートでは5年前からキックボクシングにも挑戦しているそうですが、そのチョイスも性格ゆえではないでしょうか」(芸能記者)
今後もその負けん気の強さで活躍していってほしいものだ。
(柏原廉)