最近は多くの“社会課題”が話題となっています。国際的に注目を集めているものや、日本の地域的な課題として問題視されているものなど、種類はさまざま。そこで、とくに気になる“今さら聞けない”社会課題のキーワードを3つ紹介していきましょう。
■持続可能な開発目標(SDGs)
SDGsといえば、さすがに知っている人は多いはず。でも、意外と「エコとか貧困とかの問題でしょ?」と、偏って捉えている人も多いようです。実は、ジェンダーや産業の技術基盤などの問題も含まれていて、持続可能な国際目標の範囲は幅広いのです。ベネッセ公式チャンネルで公開されている、子ども向けにSDGsについて面白く分かりやすく解説している動画『SDGsってなんだろう?』は参考になりますよ。
■住宅弱者・空き家問題
日本の住宅分野でとくに問題視されているのが、住宅弱者のこと。外国籍や高齢者、 同性カップル、障害者、シングルペアレントなど、さまざまなバックグラウンドを理由に、住まいの選択肢が限られてしまうことをいいます。
また、地方で増える空き家も大きな問題ですね。2022年に25周年を迎えるLIFULLが、人気芸人や小説家を起用して社会課題をテーマに短編作品を順次公開しています。その中で、住生活の空き家問題をテーマにした短編小説も読めるので、ぜひチェックしておきましょう。
■ヤングケアラー
ヤングケアラーとは、家事や家族の世話などを子ども時代から担い、本来受けるべき教育を受けられなかったり、同世代との人間関係を満足に構築できなかったりする子どもたちのこと。超高齢社会といわれる現代において、より深刻な問題となっています。先に紹介したLIFULLによる短編では、超高齢社会における介護問題をテーマにした人気小説家による作品も公開される予定とか。
普段、何気なく目や耳にしているキーワード。分かっていると思っていても、意外と理解していないものです。一度しっかり学び直してみてはいかがでしょうか。