NHKが5月11日、24年放送予定の第63作目となる大河ドラマについて発表。タイトルは「光る君へ」で、主演は女優の吉高由里子が務めることが明らかになった。
同作は平安時代中期を舞台に、後に千年の時を超えるベストセラーとなる「源氏物語」を書き上げた女性・紫式部の生涯が描かれる。タイトルの「光る君へ」は源氏物語の主人公・光源氏とそのモデルとされ、紫式部のパートナーとして描かれる藤原道長を指しているという。
脚本は06年の大河ドラマ「功名が辻」以来2作目となる大石静が担当し、原作も兼任。23年夏にクランクインする予定だ。
主役の紫式部/まひろ役を演じる吉高は「当時は、男性社会で動いていたかもしれないけど、女の人に光が当たる内容をやっていく上で、視聴者の方に共感していただける主人公を表現できるよう頑張りたい。平安時代の未知の世界を日々想像して、鮮やかな大河ドラマになったらうれしい」と意気込んだ。
ネット上では《平安時代の大河ドラマ、待ってましたーーー! 平安時代大好きなのですごく嬉しいです》《平安王朝! 衣装や調度品を考えると今はもうNHKしかできない時代なのでぜひ頑張っていただきたい》《最近の大河としては、実在の女性で戦国幕末以外というのは意欲的ですね。吉高由里子の表現豊かな演技力に期待してます》など期待の声が続出した。
「吉高は14年の連続テレビ小説『花子とアン』で『赤毛のアン』の日本語翻訳者で作家の村岡花子役を務めており、朝ドラヒロイン出身による大河ドラマ主演としては松嶋菜々子、宮崎あおい、井上真央に次いで4人目となります。今回の紫式部も作家という点で共通点があり、『花子とアン』のファンにとっても期待が高まるのでは。
また、吉高と大石氏は20年のドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)でもタッグを組んでいるため息の合ったコンビと言えそうです。
今回の大河ドラマは主演、脚本だけでなくチーフプロデューサー、チーフ演出の4役がすべて女性であることも特徴。さらに平安時代や源氏物語といった題材は特に女性に人気が高く、これまで以上に女性に注目される大河ドラマになりそうです」(芸能記者)
今のところ期待しかなさそうだ。
(柏原廉)