お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介が5月14日放送の「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)に出演し、妹で女優・伊藤沙莉に抱いてきた複雑な感情を漏らした。
2019年以降、「M-1グランプリ」での活躍もあり、芸人としてのブレイクを迎えた伊藤。しかし、「芸人を始めたての頃」については「妹が出てて、凄くイヤでした。比べられますし」と、沙莉の活躍を素直に喜ぶことかできなかったという。
現在では「やっぱり吹っ切れたほうが楽なんですよね。心から応援できるし、刺激として捉えることができる」と心境の変化があったと説明。長く、沙莉のブレイクを「マジでイヤでしたもん」と感じていたが、タレント・神田うのを姉に持つハマカーン・神田伸一郎に相談したことがそのキッカケになった語った。
それまで沙莉の兄であることを隠していたという伊藤だが、「ハマカーンの神田さんから、『別にそれで(沙莉の兄として)呼ばれても、伊藤くんが面白かったらいいんじゃない?』って言われて。うのの弟に言われたらしょうがないじゃないですか」と、神田とのやり取りを回想。この言葉のおかげでモヤモヤが解消されたと感謝すると、MCの今田耕司は「説得力、ハンパないな!」と神田のアドバイスに感心していた。
「伊藤は、名バイプレーヤーとして沙莉が映画にドラマ、CMと一足早く売れてしまったことから、常に兄妹間で比較されてきたと嘆いていました。しかし、そんなオズワルドも、M-1では2019年より決勝進出の常連となっており、7位、5位、準優勝と、着実にステップアップ。2021年には『ABCお笑いグランプリ』で優勝するなど、沙莉に負けず劣らずの活躍を見せており、世間からは『沙莉ちゃんの名前に頼らず自身の力量で売れっ子になったのだから、実力派なのは間違いないはず。妹のコネや七光でM-1決勝の舞台には立てませんから』『実は伊藤沙莉とオズワルド伊藤が兄妹って後から知ったから、お兄ちゃんは間違いなく妹の力ではなく、芸で売れたと思う』などの声や、『将来的には逆になるかもよ。お兄ちゃん面白いし、才能あると思う』と今後の“逆転”を予想する人もいました」(テレビ誌ライター)
なお、俊介は5月8日に公開されたテレビ朝日の公式YouTubeチャンネルの中で、沙莉との“収入格差”について言及。後輩のお笑いコンビ・モグライダーの芝大輔が昨年11月時点での給料を「5000円だよ!」と嘆くと、俊介は「あなたは僕(の収入)を見て、『その金額なんだ』って思うじゃないですか。僕はそれを妹に思ってますからね。結局、(女優と芸人ではもらえる金額が)全然違いますから。本当にすっごいです」と、沙莉への嫉妬の思いを口にしていた。
いつか、沙莉のほうが“俊介の妹”として紹介される日が来るよう、芸人として高みを目指してほしいところである。
(木村慎吾)