最近はなんでもLINEで済ませるからか、会話に慣れていない女性が多いようです。ネイルサロン、エステ、カフェやスーパーなどで、ときどきビックリするような電話応対をするケースもあります。
実は、NGな電話応対をする女性は、恋のシーンでもその癖が出てしまいがち。とくに、ステージの高い男性を射止める可能性は低いでしょうし、もし射止めたとしても途中でボロが出てしまうでしょう。そんなことにならないためにも、電話応対のNGを3つにまとめてみました。
■日時変更のやりとりで相手の名前を確認しない
最近は、お客の電話番号をインプットしている店が増えています。だからでしょうか、日時変更の連絡を受けたときに名前を確認しない人が多いです。相手が挨拶をした後に、すぐさま「日時の変更ですね」と話をしようとします。スタッフ側としては、すでに名前は分かっているし忙しいし、日時の希望だけ聞いたら入力を済ませて電話を切りたいのでしょう。でも、このやり方は、とても失礼です。まずは名前を確認。その後、「○○さま。いつもありがとうございます。日時の変更ですね」くらいの挨拶を追加したいものです。
■間違った丁寧語や言葉遣い。
社外の人から、自分の上司が社内にいるかを尋ねられたとき、あなたはどう答えていますか?「○○さまは今いらっしゃいません」はNGですよ。社外の人と話すときに、社内の人間に“さま”や“さん”はつけません。また、“いらっしゃいません”ではなく“おりません”が正しいです。
ちなみに、お客が「今度、うかがいます」と話すと「いつ、うかがいますか?」と尋ねる人もいますが、“うかがいます”は自分の行動を伝えるときのへりくだった言い方。「いつ、いらっしゃいますか?」が正しいです。日にちの言い方では、“27日”は「にじゅうなのか」より「にじゅうしちにち」と言うほうが無難です。
■予約日時を間違える・お客の名前を呼び捨てにする
信じられないかもしれませんが、意外と多いのが、予約日時のミス。お客は5月15日の17時に予約したのに、スタッフは5月16日の16時と思っていたら、実際に訪れた人はどうなるでしょう? しっかり復唱したいものです。また、相手の名前を呼び捨てにする人がいます。名前を確認するのは正しいことだし、して欲しいのですが、さすがに呼び捨てはNGですよね。「○○子ですね」ではなく「○○○子さん(さま)ですね」と、確認しましょう。
これらのNGな電話応対。ひとつだけしてしまう人もいますが、全部を一気にしてしまう人もいます。恋活・婚活を成功させるためには、日頃の仕事のシチュエーションでも普通に電話応対ができるようでありたいですね。
安藤房子(あんどうふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中。