歌手・和田アキ子と女優・石原さとみの間にある“溝”の原因について、「日刊ゲンダイDIGITAL」が5月18日に報じた。
発端は、4月24日放送の情報番組「アッコにおまかせ!」(TBS系)での和田の発言である。この日の番組では、2020年に結婚した一般男性との間に、待望の第1子を出産した石原について詳報。おめでたいニュースとあって、出演者はそろって祝福の言葉を述べたが、和田は「結婚した時は何回も電話をいただいて、『おめでとう』と言っていた。お子さんが産まれてからは1回もないね」とチクリと刺したのだ。
このコメントを受け、スタジオにはピリついたムードが立ち込めるも、お笑いタレント・陣内智則がすぐに「今、電話してますよ」とフォロー。和田は「無理せんといてください。わかってますから」と笑いながら語っていたが、ネットには「生放送で石原さとみへのとんでもないパワハラ」などといった声があがったという。
また、同メディアは「実は石原へ対しての発言で和田が炎上するのは初めてではない」とし、20年に石原の婚約が報じられた際にも、「まだ結婚してないんですよ。結婚しますって言っただけで何でこんな大騒ぎなの?」「ホリプロ、ほかにも綾瀬はるかとかかわいい子いっぱいいますよ」などと発言していたと紹介。一連の和田のコメントについて、同メディアは「どこか石原の婚約にケチをつけるような口ぶり」だと表現している。
どうやら、芸能プロ関係者によれば和田と石原の間には昔からしこりのようなものがあるというのだ。2人は同じホリプロに身を置く大物タレント同士ではあるが、和田が所属する「ホリプロ1部」と、石原の属する「ホリプロ2部」にはそもそも「溝のようなものがある」とのこと。
さらに、同関係者は「石原さんはホリプロの看板女優という以外にも、“宗教団体の顔”という一面もある。そんなところから、事務所内でも別格」だとし、「それを面白くないと感じている関係者も多いようです」「そんな事務所内の雰囲気を和田さんも把握しているわけですから、石原さんのおめでたい話でも素直に喜べないのかもしれませんね」と指摘している。
「複雑なホリプロ内のお家事情がつづられ、同メディアも『和田としては、大御所として損な役回りを買って出ているということか』と、彼女の立ち位置に対する同情の念も寄せています。しかし、情報番組のMCという立場から、生放送で石原からの挨拶がなかったことを明かし、婚約時には『ほかにも可愛い子いっぱいいますよ』などと発言した点には、『石原さんの状況もわからないのに、こんな言い方を公の場で話さなくてもいいのになと思ってしまう』『マイナスに感じるのは仕方ないかもしれないが、それを電波に乗せた時点でどうかと思う』『落ち着いたら連絡しようと思ってたかもしれないのに』『石原さんが気の毒』『石原さんにとって和田さんは事務所の先輩というだけなのに、なんでいちいち報告しなきゃならないの?』『母体を思いやってあげないと。産後うつとか、本当にいろいろあるんですよ』『子供を産んですぐに報告とか難しいに決まってる』など、石原の肩を持つ声が大半に。
中には、『自分も和田さんと同じ年代だが、あまりにも芸能界を牛耳ってる意識が強すぎてみっともない』とする声や、『もしかしたら、以前、子供がとても欲しかったけれど、授からなかったと話していた和田さんのことを気遣って、あえて自分から出産報告はしにくいのかもしれない』と考える人もいました」(テレビ誌ライター)
ホリプロを象徴する大物同士の溝とあって、周囲の関係者はヒヤヒヤさせられているのではないだろうか。
(木村慎吾)